ドローンの規制、東京で有るところ、無いところ。

ドローンの規制、東京で有るところ、無いところ。

こんにちは、ドローンカメラマンの早川です。

このページを見ている人は、きっと「東京でドローンを飛ばしたいけど、規制は有るの?どこなら飛ばせるの?」と考えているのではないでしょうか?

私も東京在住のため、ところで東京でドローンってどうなんだろう?と最初の頃は思っていました。

ドローン規制を無視すると大変痛い目を見ます。

ここでは、東京でドローンの規制が有るところ、無いところの2つに分けてシェアします。

東京でドローン規制が入る3つのポイント

まず最初に、ドローン規制の理解が必要ですね。さらに東京特有の事情も踏まえて。

規制1つ目:改正航空法(2016.12~)

まずはこれが一番有名な規制です。

ドローン機体の200g以上の場合に限り、飛行に対して様々な条件下で規制が入ります。

っと、ここで割り込みなのですが、機体重量200g未満のドローンに関しては、この改正航空法の規制に引っかかりません。例えば1万円前後で購入できるおもちゃのドローンですね。

そのため、200g未満のドローンに関してはこの規制はスルーできます。

⇒参考記事:【2018年】初心者向き!200g未満のドローン、1万円以下のオススメ5選。

しかしPhantomやMAVIC、Sparkのような200g以上のドローンは規制対象です。

分かりやすく書くと

  • 重量200g未満のドローン → 航空法の規制対象外
  • 重量200g以上のドローン → 航空法の規制対象

そして規制の中で東京だからこそ一番影響があるのが「人口集中地区の規制」です。これは簡単に言うと、「住宅が密集している場所や港ではドローン飛行はできませんよ。飛行したいなら申請してくださいよ」というもの。

その探し方は後述しますが、東京の大多数は規制内エリアに該当します。

人口集中地区以外でも、夜間飛行、人物体30m未満の飛行、お祭り・イベントの飛行、150m以上の飛行などでも規制が入ります。

また飛行場エリアでも規制が入ります。東京の場合は羽田空港や立川飛行場があり、進入領域は規制がかかります。

しかし、そもそものところで東京のほとんどが人口集中地区なので、まずは人口集中地区をクリアしなければなりません。

規制2つ目:東京都立公園(2015.5~)

もうひとつ、イレギュラーで出てくるのが東京都立公園です。

首相官邸にドローンが落ちた事件直後、東京都が打ち出したのが「都立公園で飛ばしたら、速攻で警察に連絡する」というもの。

公園の維持管理にあたってドローンを飛ばすのは迷惑行為にあたるという解釈で発令されました。

⇒参考記事:東京都立の公園・庭園(全81)のドローン飛行は全面禁止。

東京都内の、都立公園は広い場所が多いんですよね。

水元公園や砧公園などなど。邪魔なく飛ばせるスペースといえば「都立公園かな~」と思っちゃいますが、すべてNGです。

ここでのドローンの定義は、200g未満のおもちゃドローンも中型機ドローンもNGです。決して「200g未満のおもちゃドローンは航空法でOKだから」と思い込んで、都立公園で飛行しないようにしましょう。

規制3つ目:ドローン規制強化法(2016.3~)

これは最近に施行された法案です。

国の重要な建物・場所では半径300mを含めて飛行不可というものです。

具体的な建物は、国会議事堂や皇居、裁判所などなど。首都の東京ならではの主要機関があるため、この法案には大いに関係してきますね。

⇒参考記事:ドローン規制強化法の成立へ。重要施設の具体的な内容は?

しかし、一般的な考えを持っていれば、飛ばしたら間違いなく国に怒られるヤバイところは飛行させるはずがないので、あまり意識しなくて良いものだと思いますね。

ここまでのまとめ

ドローンの機体重量で分けると

  • 200g未満のドローン : 都立公園+主要機関で規制対象
  • 200g以上のドローン : 改正航空法+都立公園+主要機関で規制対象

このように東京では考えるのが第一になってきます。

改正航空法の東京内「人口集中地区」

ここからは200g以上のドローン飛行するにあたっての、大きな規制である「人口集中地区」にピックアップします。

東京の人口集中地区

人口集中地区とは、ちゃんとした定義があるのですが、説明が長くなってしまうのでスミマセン割愛します。

簡単に言うと、この画像の赤い部分が人口集中地区です。

さすが日本の首都。東京23区に人口が集中しちゃっています。隙間なく住宅が建てられているので、それは真っ赤になってしまいますね。

冗談はさておき、ここで理解すべきなのが赤い場所=人口集中地区なのでドローン規制に引っかかります

例えば、多摩川や荒川、江戸川でドローンを飛ばそうかなと思っても、人口集中地区なので規制対象ですね。人が少なさそうなお台場の裏や、工業団地?な有明・青海も人口集中地区なので規制対象です。

人口集中地区の探し方は?

もっと詳しく見たい!という人のために、下のリンクからダイレクトに見れるようにしました。

地理院地図「人口集中地区H27年(総務省統計局)」

いかがですか?東京都内は隙間なく、真っ赤ですよね。いやはや、恐ろしいです。

ちなみに、もっと分かりやすく解説したページがあるので知りたい方はこちらもどうぞ。人口集中地区の定義も書いてあります。

⇒参考記事:ドローン飛行に!簡単な「人口集中地区」の調べ方。

東京で人口集中地区ではない場所をまず探す

ここまで来れば察しがつくと思います。

東京でドローン規制がかかる大きなのが人口集中地区です。まずはこの規制がかかっていない場所を探すのが、最初になってくるわけです。

東京で規制がなくドローンを飛ばせる場所

西東京

ざっくりというと、東京のかなり西側はドローン飛行規制に入っていません。つまり法律上は飛ばせます。

八王子の山奥や、あきる野市の山奥、西多摩郡、奥多摩などなど、山奥がメインです。ここなら規制は一切かかりませんね。

もう少し具体的に・・・

多摩川

例えば、多摩川で言えば拝島のあたりだと広いスペースもあり、ルール上ではドローン規制外です。

ただし河川は国土交通省が管理しているため、河川管理者の許可申請やルールが存在する場合があります。

国土交通省より案内もありるため、事前確認しましょう。

河川(ダムやその貯水池を含みます。)において、無人航空機を飛行させようとする場合、許可申請が必要な場合や、河川管理者や周辺自治体が河川利用のルールを定めている場合があるので、事前に飛行可能な区域か確認をお願いします。

国土交通省「無人航空機(ドローン、ラジコン機等)の安全な飛行のためのガイドライン」より

多摩川で言うと、京浜河川事務所(出張所)の各担当エリアになります。エリアごとに出張所は異なるので気をつけてください。

余談ですが、河川法でOKだったとしても、占用地内は占用許可を受けたものが定める規則に従うとなっています。河川敷では占用地が多いため実は自由利用は多くない場合があります。

気をつけたいのが学校やゴルフコース

大学

たまにポッカリと赤くなっていない場所がありますが、往々にして大学やゴルフ場です。勝手に入ってドローンを飛ばすことは非現実的なので、もちろん止めたほうがいいです。

赤くなってしなかったとしても土地の所有権の問題がああります

「赤い場所ではないエリアならドローンを飛行できる!」というのは半分正解です。

というのも、空のルール地上のルールの2つが存在します。

今話しているのは航空法の空のルール。地上にも法律で各種守られている権利があります。

その中の一つが土地の所有権です。

他人の民地に勝手に入り込んで、勝手にドローンを飛ばしていたら間違いなく警察に通報されます。不法侵入みたいなものですからね。

国土交通省でも注意喚起が行われています。

Q.航空法に従って飛行すれば、第三者が所有する土地の上空を飛行してもよいのでしょうか

A.航空法の許可等は地上の人・物件等の安全を確保するため技術的な見地から行われるものであり、ルール通り飛行する場合や許可等を受けた場合であっても、第三者の土地の上空を飛行させることは所有権の侵害に当たる可能性があります。

国土交通省「無人航空機(ドローン、ラジコン等)の飛行に関するQ&A」より

飛行する場所の許可を取った上で、地上のルールもクリアできるわけです。

⇒参考記事:他人の土地(私有地)の上空に、ドローンを飛行して権利侵害すること。

もし人口集中地区などの規制を無視して飛ばしたら?

「ええ~い、規制を無視して飛ばしてしまえ!」とドローンを飛ばしたらどうなるのか?も知っておきましょう。

実例からいうと、無許可で人口集中地区で飛行させて、警察に捕まって書類送検。その後の判決で、罰金20万+前科一犯です。

⇒参考記事:実質的な判例に!?ドローン無許可飛行で罰金20万+前科一犯。

「知らなかった」では済まされないので、要注意です。

東京で規制を外してドローンを飛ばすなら、申請を出して認可を得る

この一言につきます。申請を出しましょう…。とは言いつつも、現実的ではないというのが本音です。

申請書作成には、十数枚の書類を作成したり、飛行ルールを定めたり、飛行実績の最低ラインがあったりして、通常の人が審査に通るのは結構な苦労があります。

かつ、許可を得たとしても人口集中地区でドローン飛行させるためには、2人以上の監視やプロペラガードの装着が必要です。

飛行させる場所の許可が必要なため、東京のどこでも飛行できるわけではありません。飛行方法にもだいぶ制限が入ります。

そして忘れられないのは他の規制

人口集中地区での飛行以外にも、複数の規制が存在します。

たとえ上記の赤い場所以外(人口集中地区以外)でも、目視外飛行建物・人の30m未満飛行など規制は存在しますので、フライトする場所の環境条件によって国土交通省の申請は必須になります。

⇒参考記事:「人又は物件との間に30m以上の距離」をもっと詳しくすると何なのか?

⇒参考記事:ドローンの「目視の範囲内」と「目視外」飛行は一般的にどこまでか?

あとがき

東京のドローン規制はどうなんだろう?と思って、一挙にまとめてみましたが、俯瞰的に見ても東京でドローンを飛ばすのは大変ということですね。

許可を取れば済む話ですが、なかなかそこまで辿りつけないのが現実だと思います。

厳しい言い方になってしまいますが、無理に大都市東京で探そうとは思わずに、他県も視野に入れてみて、かつすべての規制を考慮したフライトにするのはいかがでしょうか?

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