ドローンはツールであって、何も生まれない。すべては使う人次第。

ドローンはツールであって、何も生まれない。すべては使う人次第。

こんにちは、株式会社ドローンエンタープライズ 代表の早川(@hayakawa_drone)です。

ドローンが徐々に認知されてきて、「ドローンの可能性」を少しずつ感じ始めている人が増えてきました。

「ドローンって凄い!」と思って頂くのは嬉しい限りなのですが、変な誤解を生んでしまうのはちょっぴり残念です。

俯瞰的に見た時の、ドローンとはなんぞや?というところが少し広がってくれればなぁ~と、ひっそり思っています。

ドローンは何でもかんでも出来ない

ここ2・3年で瞬く間に登場したドローン(無人航空機)。

日本では、首相官邸の事件をキッカケに悪いイメージが先行しましたが、今では映画やドラマ・CMなどの映像制作にもドローンが利用されています。

ちょっとした一場面でドローンによる空撮が入っていることも(よく見ると)気づくと思います。個人的に、朝ドラの「あまちゃん」はドローンがたくさん使われているなぁと一番感じました。

少し話がそれてしまいましたが、そんな活躍モノになりつつあるドローンは、人々の期待をも浮上させています。

「ドローンなら、こんなことができる」「ドローンで、こうやって撮影ができる」「ドローンを利用すればもっと楽になる」などなど。

でも、ちょっと待って下さい。

ドローンって、実は何でもかんでも出来るわけではないのです。

ドローンはツールである

にわかに沸騰するドローン人気ですが、「ドローンなら何でもできる!」というような風潮があったり無かったりしています。

これは、DJI Japan の呉韜(ごとう)代表取締役がおっしゃっていた言葉ですが、

ドローンはツールです。どう使うかは人次第。

まさにこの言葉通りなんですよね。

ドローンは、人が使う道具でしか無いのです。人が操作することによって、何かが生まれているわけです。

例えて言うならパソコンと同じですね。パソコンも人が扱うことによって、文章がつくれたり、計算ができたり、インターネットでコミュニケーションできたりします。

自動で何かをやってくれるわけではありません。まして、パソコンが上手く使いこなせない人なら、パソコンが活用できる範囲は極端に狭くなります。

つまり、ツールというのは、人の能力に依存すると言えます。

人が手にして、初めて生きるドローン

ドローンで撮影することも、ドローンで測量することも、ドローンで救助することも、人の手を介してドローンの価値が生まれてきます。

つまりドローンには価値がありません。人が価値を与えてあげないと、ドローンが生きてこないということですね。

誰がどうドローンを利用するのかを考えて、誰がどうドローンを操作して、誰がどうドローンで価値を生み出すのか。

ドローンの価値を考えるには、上記の話に当てはめると、利用する人も一緒にして考えないと、価値の最大化は生まれにくいということだと思うのです。

何もできないドローンから、何かができるドローンへ。人の手が入って、何倍にも価値が膨らんでいく。

そう考えたほうが、もっともっとドローンの可能性は広がっていきますよね。

あとがき

ドローンはツールですよ!という話でした。誰が利用するか、誰が考えるかもセットにすると価値もきっと増えてくると思うのですが、いかがでしょうか?

そして新しい使い方を見つけるのも人です。そういった意味で、ちょっと前に話題になった、ドローンフィッシングは斬新なツールの使い方でした(笑。

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