こんにちは、株式会社ドローンエンタープライズ 代表の早川(@hayakawa_drone)です。
トイドローンのレビューに「安定性がある」と書かれていることがあります。
これは自分自身も「安定性、抜群!」と書くことがありますが、ドローンが初めての人にとって「安定性って何?」と思いますよね。
せっかくなので、ブログで書き綴ってみることにしました。
このページに書いてあること
トイドローンの安定性とは?
いきなり結論ですが、ドローンの安定性とは「リモコンで操縦しなくてもホバリングができ、リモコンで操作した時でも思い通りに動いてくれる」ということだと、勝手に定義化しちゃいます。
少し長い文章なので、2つに分けて考えてみますね。
「リモコンで操縦しなくてもホバリングができ、」
これはそのままなのですが、通常、リモコンで上昇・下降・前進・後進・・・などをおこなうのですが、いったんホバリングした状態で操縦をやめてしまっても、そのままホバリングし続けてくれることです。
つまり、リモコンから手を離してしまっても大丈夫ということ。
しかも、あっちこっちに行かずに、できる限りその場に居続けてくれると「ああぁ、安定感がいいなぁ」と思うわけです。
「リモコンで操作した時でも思い通りに動いてくれる」
もう一つは、ブレもなく飛んでくれること。
前進しようとしたら、そのままスーッと動いてくれる。上昇したらスーッと動いてくれる。
なんというか、飛行中のバランスがいいので、操作のまま動いてくれるという言葉が合うでしょうか。
「ドローンってそれが当たり前なんじゃなの?」と思いがちですが、トイドローンでこれが出来るのは数少ないのですね。
実際の安定性とは?
実際のトイドローンのyoutubeを見ながら解説しますね。
このトイドローンは「X401H」というものです。
最初に離陸をして、00:15あたりで50cmほどに。さらに00:28で1mくらいまで上昇。
この時点でほとんどリモコンで操作はしておらず、高さをキープしつつ、(若干動いてしてしまうものの)狭い範囲の中でホバリングしてくれています。
※ポイントは、ドローン自体がホバリングしてくれている、という表現です
01:10くらいで前進および旋回をおこなっていますが、高度を保ったまま、操縦したとおりに動いてくれます。
このトイドローンは2016年8月に販売された新しい機種で、気圧センサー内蔵しているため、普通のトイドローンよりも安定性が圧倒的に高いです。
安定性が悪いとは?
もうひとつは「HS170」です。
このトイドローンは、とにかく小さいです。前述の「X401H」と大きさを比べると、X401Hのプロペラ1つ分の大きさくらい。手のひらに乗ってしまうサイズです。
小さいがゆえに、やはり安定性は欠けてしまいます。
00:00~00:10まで、ゆっくりと旋回しながら飛行していますが、飛行中は高度が落ちたり上がりすぎてしまうため、リモコンで常に「上昇→下降」の微妙にスティックを動かしています。
もしスティックを動かさないと地面に落ちちゃうからですね。
00:20~はカメラ前でホバリングです。
これは人間の手で、安定的にホバリングさせています。細かい操作によってその場に居続けるよう努力しています(笑。
※ポイントは、人間がドローンをホバリングさせている、という表現です
その後の映像でも「フワッ」と下降してしまうシーンがありますが、リモコンの操作で立て直し続けています。
操縦という面ではジャジャ馬な方が楽しいなのですが、やはり安定性という点で考えると良くはないです。
安定性がいいと、何が得なのか?
一言で言うと、操作しやすいです。
ホバリングしてくれるし、思った方向に高度をキープしたまま動いてくれる。
操作しやすくなれば、建物にぶつけたり、木に引っ掛けたりするリスクも当然ながら減少します。
リモコンの操作が少なければ少ないほど、やはり慣れるのも早いというのもあります。
つまり、安定性がいいと「楽しさを得る」と言っても過言ではないですね。
あとがき
トイドローンの中には、いろんな種類のドローンが存在します。
初めて購入する場合には、まずはAmazonなどのレビューで「安定性がいい!」と言っているかどうか、チェックするのも一つの方法になりますよ。
ちなみに前述の2つのトイドローンは↓に登場しています。