ドローンのバッテリー寿命を短くしない5つのススメ。

ドローンのバッテリー寿命を短くしない5つのススメ。

こんにちは、株式会社ドローンエンタープライズ 代表の早川(@hayakawa_drone)です。

ドローン飛行の要でもあるのがバッテリー。

高出力で軽量なバッテリーは、まさにドローンの命の源です。

そんなバッテリーですが使用方法によって、バッテリーを痛めてしまい、寿命を短くする場合があります。

寿命を伸ばすための5つのススメを紹介します。

その1:急発進・急浮上・急停止をおこなわない

バッテリーを痛めやすいのは急な負荷です。

例えば、急発進・急浮上。ホバリングの状態からいきなりスロットルで進行するのは、負荷がかかるのは簡単に想像できますよね。

注意が必要なのが、急停止です。ドローンが進行しているときに、スティックをスッと離すと機体を大きく傾けながら停止しますよね?

その瞬間にも一時的にプロペラの回転数を上げているので、急な負荷につながっています。

急停止する必要がなければ、スティックをゆっくりと元に戻すような癖をつけると、バッテリーに優しい飛行になりますよ。

その2:バッテリーをギリギリまで使いすぎない

ドローンを飛行していると、どんどんと飛行残時間が短くなり、ローバッテリーになります。

「もう少し飛べるから、ギリギリまで飛ばそう」というのもNGです。

例えば残量10%までカッツカツの状態、つまり100%→10%と放電深度が深くなります。

深度の深さによって寿命が短くなるので、できれば30~40%くらいで使用を控えたいですね。

その3:常に満充電(100%)にさせない

「ちょっと放電しているから、充電しよう」

そう思いがちですが、常に充電100%をキープし続けるのは充電回数が増加、過充電になる可能性もあります。またバッテリー内に100%で蓄電させておくのも負荷につながります。

結果的に寿命を短くしてする恐れもあるため、使用頻度が少ない場合には50%で保管するのをオススメします。

その4:高温・低温・多湿での保管はしない

電池は熱が加わることによって劣化が進みます。

そのため、夏場のクルマの中やヒーターの前など高温になる場所での保管はご法度。高ダメージで傷んだり、最悪の場合には膨張する可能性があります。

「高温がダメなら低温で…」と思いがちですが、だからと言って冷蔵庫での保管もご法度です。電気に水分(湿度)も危険ですしね。

バッテリー保管には最適な温度が設定されています。DJIからは22~28度と案内されていることを覚えておきましょう。

その5:長時間の未使用にしない

「充電しすぎない」と相反してしまいますが、長時間の放置も過放電になり寿命を縮めます。

例えば、昔に使用していた携帯電話を引っ張り出してきて充電しても、全然充電されない経験はありませんか?

過充電はバッテリーを痛めますが、同時に過放電も寿命を短くさせ、充電できなくなります。

過度に飛行しないのなら?

あんまりドローンを飛行させないなぁ…という方なら、バッテリーは50%で保管(自動放電)して、飛行する前日に充電。その後、50%~80%ほどに充電を抑えて放置。

1・2ヶ月使用しなければ、再度50%~80%ほどに充電を抑えて放置ですね。DJIの場合は自動放電機能があって、MAX10日間で放電されてしまうので100%にしなくても…ということです。

それは「面倒くさい」という方もいるはずです。100%充電→放電50%→100%充電でガッツリ充電しても、過充電をしなければいいですね。むしろ放置しすぎるほうが悪なので。

大切にしたいのは定期的に充電させて、やさしく労りること。バッテリーの寿命を短命にさせないようにしたいですね。

あとがき

バッテリーの寿命が短くなればなるほど、飛行可能時間はどんどん低下します。

バッテリーの飛行時間が短くならないように、バッテリーにも目をかけていきたいですね。

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