こんにちは、株式会社ドローンエンタープライズ 代表の早川です。
ドローンを操縦するのに「免許は必要なんですか?」と質問が多々あります。
ドローンは難しそうで特別そうなイメージがありますよね。だから「免許が必要なのでは?」と思ってしまいがち…。
しかし実はドローンに免許は不要です。
言葉を変えるとするのなら、ドローン操縦には免許は存在しません。
私は映画やテレビ、企業PVなど数多くの撮影現場でドローンによる飛行撮影をおこなっています。そのような私ですら、免許を持っていません。
「えっ!?」て思いますよね。
だから、このブログ記事では…
- ドローンの免許は存在するのか?
- 免許の代わりに何があるのか?
- ドローンを飛行させる制限はあるのか?
というドローンと免許にまつわる「起こりやすい勘違いしやすい3つのポイント」を中心にして徹底解説します。
そして後半では、どうすればドローンを操縦できるのかの方法を紹介しますね。あなたもドローンを操縦できるようになりますよ。
このページに書いてあること
- 1 ドローンを操縦する免許は存在しない
- 2 ドローンに関わる航空法があるがルールを守れば飛行できる
- 3 ドローンの民間資格は存在するが、資格自体に効力はない
- 4 ドローンを飛行するのはOKだと分かったけど、本当にいいの?
- 5 免許と言われている正体は何なの?
- 6 ドローンを飛行させるにはどうすればいいのか?
- 7 よくある質問とその答え(Q&A)
- 7.1 Q.そもそもドローンって何なの?
- 7.2 Q.オススメのドローン(200g未満)はどれ?
- 7.3 Q.大きいドローン(200g以上)は高いの?
- 7.4 Q.ドローンの操縦が上手く出来ない…
- 7.5 Q. 重量200g以上のドローンが飛行できないエリアはどこ?
- 7.6 Q.ドローンの法律(航空法)をもっと知るには?
- 7.7 Q.ドローンで捕まった人はいるの?
- 7.8 Q.ドローンって墜落するのですか?
- 7.9 Q. ドローンの操縦はどのような人に向いていますか?
- 7.10 Q. 航空法で禁止されているけど国土交通省に許可を貰えればOK?
- 7.11 Q. ドローンのビジネスって儲かるのですか?
- 7.12 Q. ドローンを飛行させるのは楽しいですか?
- 8 2022年、ドローン免許制度導入予定になりました
- 9 あとがき
ドローンを操縦する免許は存在しない
いきなり結論です。
ドローンを飛行するのに「免許」は日本に存在しません。
「免許を持っていないとドローンを飛行できない」という法律も存在しません。つまり、誰でもドローンを飛行することができます。
「えええ!」とビックリですよね。
もう少し分かりやすく例え話で書くと…
クルマの運転免許は、道路交通法に基いた技能や知識を得て合格すれば、運転免許を取得でき、公道上でクルマの運転が可能になるわけですね。
しかし、ドローンの飛行に関しては、免許というものは一切ありません。知識をつけるテストもなければ、技能のテストもありません。
ドローンを買った翌日でも、飛行させることは全く問題ないのです。
【勘違いポイント1】免許制度ではなく、誰でも飛行できる
ドローンに関わる航空法があるがルールを守れば飛行できる
ドローンは航空法という法律によって一部に制限があります。
もう一度大切なので書きますが、法律によって「一部」に制限があるのです。逆を言えば、制限が及ばないところもあるというわけです。
「どこが一部の制限なの?」と疑問に思いますよね。
その回答は、まず最初に重量が大きく関わってきます。
ドローンの重量が200g未満なのか、それとも200g以上なのか。これが大きな分かれ道になります。
航空法で200gが明確にボーダーラインとして定めているからです。
重量200g未満のドローン
重量200g未満のドローンは航空法の対象となっていません。
模型航空機と言って、簡単に言うと「おもちゃ」の扱いになっています。つまり、法律で縛りのないドローンと言えますね。
一般的にトイドローンと言われており、Amazonでは…
- 重量50gのトイドローン(5000円前後)
- 重量100gのトイドローン(1万円前後)
- 重量190gのトイドローン(2万円前後)
のような、3000円~2万円くらいのトイドローンが販売しています。おおまかに1万円もあれば、なかなか優秀なトイドローンを購入できますね。
この重量200g未満なら航空法の対象ではないため、航空法の制限なくドローンを飛行できます。まずは「200g未満はOK」と覚えておきましょう。
重量200g以上のドローン
よくテレビなどで見かける本格的な空撮用ドローンは重量200g以上ですね。
この重量200g以上のドローンは航空法の対象となっています。
航空法では…
- ドローンを飛行させると違反になるエリアがある
- 夜間の飛行、目視外での飛行、イベントなどで飛行すると違反になる
- 人や物と30m以上離さないと違反になる
- 空港付近では飛行させてはいけない
などのドローン飛行条件が存在します。
これらを守らないと航空法違反として50万円以下の罰金刑になります。(冗談抜きに逮捕や書類送検は何人もいます…)
しかし、上記に書いてある違反にならないエリアや違反でない飛行方法ならドローンを飛行することは可能です。
つまり…
- 航空法対象外のエリア内でドローンを飛行させる
- 日中にドローンが目視できる位置で飛行させる
- 人や物から30m以上離して離発着および飛行をさせる など
これらのすべてを守って飛行させれば、航空法上では重量200g以上のドローンでも、誰でも飛行できます。(例えば、ド田舎にある誰もいない海岸とか…ですね)
※ただし航空法のみの話です。他の法律や条例にかかわると飛行できません。これは後述します。
【勘違いポイント2】航空法のルールを守れば200g以上の規制対象ドローンでも、誰でも飛行できる
ドローンの民間資格は存在するが、資格自体に効力はない
ここまでで分かったように、ドローンには免許というのは存在しません。
その一方で民間が定めるドローン資格というのは存在します。
「民間資格?」と疑問に思いますよね。
民間資格というのは、民間団体が技能や知識を認めた資格です。資格という言葉をもっと分かりやすく言い換えると「検定」です。
例えるのなら漢字検定。漢検◯級のように、検定に合格すれば、民間団体から「この人は難しい漢字も理解しています!」と能力を認められるというわけです。
同様に、ドローンの民間資格というのは、民間資格団体が運営するドローンスクールに通って卒業すると取得できる資格です。
お金を払って勉強して、一定レベルの技量を取得できる。いわば塾みたいなものですね。卒業をすると「このひとは、ここまでドローンを飛行できますよ」と民間団体が認定します。
この民間資格を取得しなくても、法律上はドローンを飛行できます。
この民間資格には法律的な効力はありません。資格を持っていても、資格を持っていなくても、ドローンは飛行できます。
【勘違いポイント3】民間資格を取っても取らなくても、誰でも飛行できる
ドローンを飛行するのはOKだと分かったけど、本当にいいの?
ここまで3つのポイント(3つの勘違い)を記載しました。
- 免許制度ではなく、誰でも飛行できる
- 航空法のルールを守れば、誰でも飛行できる
- 資格を取っても取らなくても、誰でも飛行できる
つまり、誰でも飛行できるというのがドローンです。(一応メーカーが定めた年齢制限がありますが…)
「でもさぁ、本当にドローンを飛行させていいの?」と疑問に感じる方が多いと思いますよね。
いろいろな考え方がありますが、長年の経験からズバリ言うと「飛行するのはOKだけど、それなりの知識があったほうがいい」ですね、間違いなく。
確かに誰でもドローンを飛行できますが、ドローンを甘く見てはいけません。
- 重量200g以上のドローンを飛行させると大きな危険がつきまとう
- 航空法や各法令の知識をつけていないと法律違反に抵触する可能性が高い
- 操作方法の技量が乏しくて、墜落・衝突やロストを起こしやすい
ドローンは法律に大きく関わっていること、相手を傷つける恐れが高いことがあります。
日本にはドローンの免許はないというメリットはありますが、逆を言えば自己責任であるデメリットでもあります。
ルールを守らない場合には、違反行為となり罰金にもなります。仮に、youtubeや画像として残っていた場合でも、後日書類送検になった事例もあります。
また、ドローンに関わる法律(航空法)のほかにも、関連する法律はたくさんあります。
- 小型無人機等飛行禁止法
- 行政の条例
- 道路交通法 など
たとえば、公園でドローンを飛行させていたら「条例違反で罰金2万円です!」となるのが現実です。
たとえ重量200g未満のドローンであっても、ドローンを飛行させてはいけない場所があります。
いつでもどこでも飛ばしていいものではありません。
大切なことなので、もう一度いいます。いつでもどこでも飛ばしていいものではありません。
ドローンは危険なものです。だからこそ、様々な法律が敷かれています。その法律やルールをきちんと知ることが、ドローンを扱う上でのファーストステップになるのです。
⇒参考記事:ドローン規制&法律を知りたい!ドローン飛行のガイドライン総集編
免許と言われている正体は何なの?
一般的に誤解されている「免許」という言葉ですが、これに代わるようなのがあります。
それが、国土交通省航空局からの「無人機の飛行許可承認書」です。
国からの許可ですね。
これは、航空法でドローンの飛行が禁止されているエリアや、禁止されている飛行方法で、法律的な飛行許可を得られます。
ただし、この飛行許可を得るためには、
- 一定基準の飛行技量
- 一定量の飛行時間
- 法律の知識
など、ハードルがあります。誰でも申請すれば許可が降りるというものではありません。(まぁ危険なエリアで飛行を許可させるのですから当たり前ですね…)
⇒参考記事:国土交通省へドローン申請できる人、できない人の大きな違い。
ドローンは100%ではなく、重力がある限り、墜落します。
どのようなプロであっても、衝突事故や墜落事故を起こしているのが事実です。事故を回避できる、事故を最小限にできる、あらゆるスキルは必要不可欠だと思います。
⇒参考記事:ドローンは墜落する!墜落起因の11つは操縦者次第。
ドローンを飛行させるにはどうすればいいのか?
でも、ドローンを遊びでもいいので飛行させてみたいですよねぇ…。
そのために簡単にドローンを飛行できる方法があるので、何からドローンを始めればいいのかを説明しますね。
ポイントは「段階的に、ドローンの操縦に慣れていく」ことです。
STEP.01 重量200g未満のトイドローンを購入する
まずは、航空法の対象ではない重量200g未満のトイドローンを購入しましょう。
いろいろと種類はありますが、最初は安価なドローンで十分です。
まずは大きいドローンを購入する前に、トイドローンを購入して「実際の操縦ってどうなの?」という感覚を身につけるところからスタートするのをオススメしています。
私がトイドローンを何台も飛行させたレビューがあります。実際の飛行レビューを見ながら選ぶのも良いですね。
⇒参考記事:【2021年】初心者向き!200g未満ドローン、1万円以下のおすすめランキング
「何を選んでいいのか分からない」という方には、5000円台で購入できるコスパ最強のHS370を選んでおけば間違いありません。
STEP.02 広々とした室内で飛行させる
いきなりトイドローンを外で飛行させるのはNGです。すぐに無くして、悲しい思いをしてしまいます。
トイドローンを購入したら、まずは室内で飛行させてみましょう。
これは前述のHS370を室内で飛行した動画ですね。
マニュアルを見ながら、操作方法をじっくりと確認してドローン飛行です!
最初は天井や壁にぶつけるのは仕方ありません。何度もぶつけながら、ゆっくりと操作方法を体に覚えさせていきましょう。
ちなみに液晶テレビや窓にぶつけると、傷が付く可能性があるため、カーテンを閉めるなどの工夫が必要ですね。
STEP.03 風のない日を選んで、外で飛行させる
多少慣れてきたらトイドローンを外で飛行させてみましょう。
このときに注意しなければならないのが…
- 風のない日を選ぶ
- 公園等は禁止している場合がある
の2つです。
トイドローンは重量が軽いため、風が吹いていると流されてしまいます。操縦不能に陥ってしまうため、風のない日を選びましょう。
また飛行させる場所ですが、自宅の庭があるのなら、そこが一番いいですね。もしくは友人が所有している空き地や河川敷など。
他人の土地で勝手にドローン(200g未満のトイドローン)を飛行させていたら、不法侵入で警察に通報されるのでNGです。
トイドローンの飛行パワーが足りないなぁと感じるのなら、屋外専用になりますがHS120Dは逸品です。
⇒参考記事:【HS120Dレビュー】最強トイドローン!重量200g未満+GPS付き+16分飛行が神すぎる
STEP.04 重量200g以上のドローンを検討してみる
最終的に、大きめの重量200g以上のドローンを購入するか考えていきましょう。
- もっとドローンをやってみたい
- 操縦が難しくて止めようかな…
- ドローンの法律を知ってみよう
など、実際にトイドローンを操縦してみて、いろいろな判断ができるようになっていると思います。
重量200g以上のドローンを購入するときには、航空法の法律を熟知しなければなりません。免許はありませんが、航空法の対象エリア・対象条件は存在しますから。
⇒参考記事:ドローン規制&法律を知りたい!ドローン飛行のガイドライン総集編
誰でも飛行できるのですが、安全にルールを守って、正しいドローン飛行をおこなうことを遵守してくださいね。
また、重量200g以上のドローンは、航空法のほかにも各法令がかかわってきます。知らずに違反飛行していた…ということもよく聞きます。
ドローンのパワーもあるため、操作ミスをすれば、クラッシュしたりロストしたりする可能性が大きく、第三者に怪我を負わすこともあります。(ガチな話です)
「操縦技量を高めたい」「法律を知りたい」
そういう方には、民間資格のドローンスクールで一定の能力を獲得できますので、「もっとドローンを楽しみたい」と思うのでしたら、通ってみるのも手だと思います。
よくある質問とその答え(Q&A)
ドローンについて、より知識を深めるためにQ&A形式で、ドローンと航空法に関する疑問点を解消できたらと思います。
「ドローンには免許がないことは理解した。ただ、もっと知りたい」
そう思う方は、こちらも参考になりますので見ていってください。
Q.そもそもドローンって何なの?
ドローンとは、無人航空機です。
飛行機は乗客が乗っているので有人ですね。その逆にあたるのが、人が乗っていない無人航空機です。
ドローンの由来は雄蜂。ブーンと飛行している飛行音が似ているからと言われています。
Q.オススメのドローン(200g未満)はどれ?
屋内でも屋外でも両方楽しみたい場合は、前述したHS370というのがいいですね。
私も室内練習機として使用してしますし、ドローン教室やワークショップを開催するときにはHS370を使用しています。
子供から大人まで操作しやすいトイドローンです。ただ、風が強い日だと流されてしまうので、飛行する日を選んでくださいね。
⇒参考記事:【HS370レビュー】コンパクトサイズで安定性抜群、購入1台目に選びたいトイドローン
Q.大きいドローン(200g以上)は高いの?
トイドローンは1万円前後で購入できますが、本格的な空撮用のドローンは10万~20万円くらいです。
趣味で始めようとすると、ちょっと高いかもしれませんね。
ただ世の中は結構便利で、ドローンのレンタルをする会社があります。これなら1回あたりの利用料はだいぶ抑えられます。
⇒参考記事:ドローンのレンタルが便利すぎる!実際に個人利用で飛ばしてきた。
まずは「Spark」「Mavic Air」のどちからを試してみましょう。
Q.ドローンの操縦が上手く出来ない…
あなたの近くに、ドローンの操縦ができるご友人がいればいいのですが…。
日本全国にドローンスクールはありますので、ドローンスクールに通うのも1つの解決法ですね。
無料操縦体験もあるので、まずは聞いてみるのもいいかもしれません。
⇒参考記事:【お悩みの方必見】ドローンスクールの内容は?メリットは?無料体験会に行ってみた
Q. 重量200g以上のドローンが飛行できないエリアはどこ?
航空法でドローンの飛行禁止されているエリアは、正確に言うと「人口集中地区(DID)」です。
人口集中地区に定められている場所は、重量200g以上のドローンは飛行禁止されています。
「どこが人口集中地区なの?」と疑問に思いますよね。
ネットで簡単に調べれれますよ。詳しくは↓の記事を見てください。
⇒参考記事:ドローン飛行に!簡単な「人口集中地区」の調べ方。
ただし、飛行禁止エリア外だとしても、飛行方法を禁止している方法をおこなうと違反になるので気をつけてください。
Q.ドローンの法律(航空法)をもっと知るには?
ドローンの飛行禁止エリアの他に、ドローンの飛行方法にも禁止しています。
航空法の他にも、土地の所有権・道路交通法・河川法・自治体の条例などが絡み合っています。
私のブログに、まるっとドローンの規制&法律の記事を作成しましたので、重量200g以上のドローンを飛行させる場合には、こちらを熟読するのはいかがでしょうか。
⇒参考記事:ドローン規制&法律を知りたい!ドローン飛行のガイドライン総集編
Q.ドローンで捕まった人はいるの?
何人もいてヤフーニュースにも登場しています。
ドローンの飛行禁止エリア(人口集中地区)で、ドローンを飛行させて警察に書類送検されたケースでは、罰金刑20万円に処されています。
⇒参考記事:実質的な判例に!?ドローン無許可飛行で罰金20万+前科一犯。
その他にも、Youtubeにアップされた違反飛行の動画が証拠になって、書類送検になったケースも…。
⇒参考記事:Youtubeの動画からドローン違反飛行が発覚、通報後に書類送検された件。
きちんとした法律なので、当然のごとく違反をすれば逮捕や書類送検になります。
Q.ドローンって墜落するのですか?
墜落します。
100%はありませんから。重力ある限り、物体は落ちます。
国土交通省による調査書では、ドローンの操縦不能による墜落やロストが跡を絶ちません。日本では人的被害にも及んでおり、イベントの最中にドローンが墜落して複数人に怪我を負わしました。
何度も書きますがドローンは墜落します。その原因のほとんどが操縦者による起因です。
経験や知識でカバーできる部分がありますが、どんなにプロだとしても墜落はします。だからこそ、安全面を最優先しなければなりません。(そのための航空法です)
⇒参考記事:ドローンは墜落する!墜落起因の11つは操縦者次第。
Q. ドローンの操縦はどのような人に向いていますか?
ドローンを浮上させて、まっすぐ進めるだけでしたら、結構簡単にできてしまいます。
しかし操縦者が意図通りに飛行させるには多くの経験を要します。
ドローンの操縦は3次元で空間を読み取り、一瞬一瞬の判断やテクニック、そして空間を立体的に掴むセンスが必要不可欠です。
ガチで操縦したいと思っている方は、5つの能力が必要と書いた記事を読んでみてください。
⇒参考記事:どのような人がドローン操縦に向いている?必要な5つの能力とは?
Q. 航空法で禁止されているけど国土交通省に許可を貰えればOK?
飛行禁止されているエリア内で、ドローンを飛行させる場合には、国土交通省航空局の無人航空機飛行許可を得る必要があります。
ただし、誰もが申請すれば取得できるわけではありません。
飛行技量を有しており、なおかつ航空法の知識、安全管理などの条件があった上で、審査を受けます。
その審査に通った場合のみ、飛行許可が下ります。決してパスポートのような、申請をすれば誰でも取得できるものではありません。
わざわざ法律で禁止しているエリアでドローンを飛行させるのですから、それなりの人間でないと許可がされません。
⇒参考記事:国土交通省へドローン申請できる人、できない人の大きな違い。
Q. ドローンのビジネスって儲かるのですか?
分野によっては、すでにレッドオーシャンです。
そこに容易に飛び込もうとすると、かなり痛い目に合う確率が高いです。産業としての成長分野の見極め、参入する上での戦略等、用意周到したほうが無難です。
このあたりのぶっちゃけ話は↓を見てください。
⇒参考記事:ドローン操縦士は儲かる?需要は?夢見る”甘いビジネス”ではない理由。
そもそもなのですが、「儲かる?」という気持ちで参入する方は、ぶっちゃけて、どんなビジネスにしろ失敗すると思います。
大きな志や成し遂げたい未来を持ち合わせていないと長続きしませんし、道半ばにして(他の儲け話に浮気して)簡単に投げ出しますから…。
お金儲けだったら、今なら圧倒的にYoutubeです。大波が来ています。子供が遊んでいる動画だけで、年収2~3億円です!
⇒参考記事:Youtubeの勢いが凄すぎて。動画コンテンツの広がりを感じた話。
Q. ドローンを飛行させるのは楽しいですか?
楽しいですよ!子供から大人まで楽しめます。
小学生でもドローン(200g未満)を飛ばせますし、女性でもドローンを趣味にしている方もいらっしゃいます。
大空に飛び立つドローンは見ていても気持ちいですし、操縦していても爽快です。
まずは重量200g未満のトイドローンから挑戦してみてはいかがでしょうか?
2022年、ドローン免許制度導入予定になりました
2020年3月に首相官邸政策会議内にて、ほぼ2020年にドローン免許制度が導入されることとなりました。
そのため、今までは許可制度でしたが、特定分野に限って免許制度となります。
⇒参考記事:ドローン操縦の免許制度、2022年導入へ。その概要は?未来はどうなる?
また、ドローン免許制度の導入よりも先立って、「ドローン登録制度」も航空法改正によって整備されます。
重量200g以上のドローンは所有者や住所等を登録しなければ、ドローンを飛行できなくなりました。
⇒参考記事:ドローン登録制度を徹底解説!登録する情報や期間・罰則、未来はどうなる?
大きな流れとして、今後、ドローンの規制は強くなっていくと思われますが、海外ではすでにスタンダードであるため、世界の中では自然な流れといえます。
あとがき
ドローンの免許って?質問をいただく機会があるので、ドローン免許事情について記載しました。
免許は存在しないので、ルールを守れば誰でも飛行できるのがドローンです。しかし、墜落事故や違反行為は日増しに増えていくと考えられます。
今のルールを厳しくさせないためにも操縦者のモラルを持ちましょう。事故が起きて、もっと法律が厳しくなって、本当に免許制になる可能性もありますからね。