なぜ私はドローンカメラマンになったのか?

なぜ私はドローンカメラマンになったのか?

こんにちは、株式会社ドローンエンタープライズ 代表の早川(@hayakawa_drone)です。

数ある質問の中で、ベスト3に入るのが「早川さんはどうしてドローンしているのですか?」という質問です。

確かに、逆の立場だったら聞いてしまうかもしれませんね。経緯を聞きたいという興味本位が生まれるのも頷けます。

せっかくですので「なぜドローンカメラマンになったのか」という小話をさせて頂きます。(大した話ではないので、興味がなかったら全然読まなくてもOKですよ)

ドローンは不満を解消してくれるツール。

いきなり結論ですが、自分自身にとって長年抱えていた不満や悩みを解消してくれるツールだったからです。

その不満・悩みを解消したのは「人が好んで見てくれる」こと。

これは、今までどんなツールでも実現できませんでした。しかしドローンというツールによって、多くの人のココロを動かし、揺さぶり、チカラを与えてくれる。

ドローンという存在は、クリエイターの私として衝撃だったのです。

ドローンを始める前は、ずっと制作業に従事。

ちょっとした経歴を紹介しないと、話が進まないので…。

大学を卒業してから十数年、ずっと広告やWEB・紙媒体など多岐にわたる制作業務をおこなっていました。

イラストレータでデザインもおこない、インタビューしてライティングしたり、一眼レフカメラで撮影をしたり、ディレクターとして企画立案、全体調整をしたり、マーケティングしたり。

少人数のチームの場合は、1人に関わる業務は多岐にわたり、もはやマルチプレイヤー化してましたね。それでも某企業の広告制作やWEBサイトなど、数多くの制作物を世に送り出しました。(ちょっとした自慢ですが、コンペの勝率は70%です笑)

制作に関わることは自分自身で行えるほど能力が付き、最終的には統括するディレクターとしての立場が長かったです。

少し話を戻して…、広告制作の話です。

「広告」と聞くと一般的に「職種としてカッコイイ」と思われがちです。ちょっと華のあるイメージですよね。

しかし実際には、作り手側の立場から俯瞰してみると「一般の人に、見られないものを作っている」というジレンマが存在します。

例えば、駅ナカのポスター広告。誰も見ようとして、見ないです。むしろ風景がゴチャッとするのが広告です。

雑誌広告も同様です。あえてじっくりと広告だけを見る人はごく少数。普通は気にしないで、ペラっとページをめくって終了です。

テレビCMも考え方は同じかもしれません。番組の間にある全てのCMをじっくりと見続けないですよね。人によっては、チャンネルを変えちゃいますし、録画していたらCM飛ばしをしちゃいます。

制作物によってクライアントの問題解決に繋がり、充実感はありました。クリエイターとして自負もあります。

しかし「人に見られないものを作り続けていた」という、どこか心の底にあるモヤモヤを持ちながら制作業をおこなってきたのです。

ドローンから生まれるワクワク感。

Youtubeでドローンの映像を見たとき、これは衝撃のひとこと。

私自身がパソコンの前で食い入るように見続けて、映像が切り替わるたびに「おー!」と声を上げてしまったのです。3分を超える動画だったのですが、その後、何度繰り返し再生したことか…(笑。

しかも、その動画はPR用広告だったのですが、「そこに行きたい!」とその場で航空券を探してしまったほどです。

ここまでココロを動かされ、さらにアクションまで起こさせる。ドローンというツールから生まれる「チカラ」は今までになかったのです。

人が食い入るように見てくれる。

これこそが十数年という間、モヤモヤしていた解決策だと。このツールがあれば、制作物にパワーを与えられて、もっと人のココロを動かせられると。

これが「どうして早川さんはドローンをやっているんですか?」の問いに対する、答えです。

提供するための価値、存在意義。

そんな「人を動かすツール」として確信を得てからの行動は早かったです。だって、長年不満に感じていたことを解消してくれるのですから、躊躇は一切ありません。

最初はひたすら練習に明け暮れ、どうすれば上手く魅せられるのかなどを研究の日々。(ただ普通に飛行させるのは愚行だと思っていたので)

今までのバックボーンも無駄なく反映できるのもラッキーでした

  • 一眼レフカメラで撮影していた経験は、最適な構図を作るのに生き、
  • デザインをおこなっていた経験は制作者が使いやすく魅せやすいものを提供でき、
  • ディレクションという業務でも、エンドクライアントの気持ちや依頼を頂くお客様(ディレクター)の気持ちも汲める
  • そして、広告づくりの「どうすれば人を動かすのか」というロジックを身に付けている

自分自身の業務の中でも、ライティングやデザイン・WEBテクニックはマーケティングとして展開でき、ディレクションはドローン撮影に関わる段取りを円滑に進められます。

クリエイターとして十数年経験してきた(蓄積してきた)能力を余すこと無く「ドローン撮影」サービスとして提供する

すべては、人が食い入る様に見てくれる「気持ちのいい動画、気持ちのいい静止画」のために。それがドローンカメラマンの早川の存在意義です。

すべてのひとのココロを動かせる存在になれればと、ひたむきに、まっしぐらにドローンしているわけです。(これも「なぜドローンをしているのか」の回答になりますね)

あとがき

ご依頼いただいたお客様から聞かれることが多かったので、胸のうちをブログで書かせて頂きました。

以前の私が悩んでいた「ココロを動かしたい」と制作会社の方でお困りでしたら、ご相談頂けると嬉しい限りです。

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