こんにちは、株式会社ドローンエンタープライズ 代表の早川です。
最近はドローンの性能が著しく向上しました。
1万円前後で購入できるトイドローンも1・2年前に比べると、比べられないほど高性能になり、選べないほど種類も増えました。
主にドローンを手に入りやすいのはAmazonです。中国メーカーが大量に販売していますね。
以前は200g未満のトイドローンが主流だったのですが、最近になって400gや600gといったドローンも販売されています。しかも平然と(笑。
日本では、ドローンは200gを境界線として航空法の対象か否かに分かれます。
それを知らずにAmazonで買って、ふわっと飛行させてしまう話をちらほら耳にしました。
最近は警察の方もドローンに詳しくなって、200g以上は法律対象というのも知っています。Amazonで購入する際には、200g未満 or 200g以上を確認して法律を知った上で購入しましょうという話です。
このページに書いてあること
しれーっとAmazonで販売されている200g以上のドローン
Amazonで売っているトイドローンは数多くあります。
1・2年前までは性能もそこまで良くなかったため、1万円前後で購入できるのは80g~120gのトイドローンでした。
しかし性能がグーンと上がって1万円でも高性能なドローンが買えちゃいます。400g~600gのドローンですね。
航空法を知っている方なら「200g以上は法律対象だから、買うなら気をつけないと」と気をつけるはずです。でも、これは商品ページに重量の記載がある場合ですね。
なんだかAmazonを見ていると、ドローンの重量が見つけづらいのが多々見られるんですよ。
当然ながら、その罠に引っかかる方が結構多いみたいです。
これらのドローンは、値段以上に性能がいいです。
ブンブンと勢いよく飛行できますし、トイドローンと比べてカメラ性能も良いため空撮も楽しめます。
しかし、事実は200g以上のドローンだということ。
知ってか知らずか…
今人気のドローンを子供と一緒に遊ぶために購入しました。大きな箱でしっかりと梱包されていました。組み立てて飛ばしてみると15分は余裕で飛んでいます♪
操作も簡単で子供も大喜びです。
他のものとも検討しましたが、バッテリーの容量が大きいのを選んでよかったです。
↑200g以上のドローンはパワフルなので、子供に与えるのは危険です…
初めてドローンを購入しました!
プレゼント用です♪
どれがいいのかいろいろあって悩みましたが、レビューをみてこちらにしました♪
バッテリーが大きいようで、飛行時間も飛行距離も長くて長時間遊べるとのことでしたのでこちらにしました!
思ってたより箱から大きくて(笑)とてもかっこよさそう♪
これならプレゼントしても絶対喜んでくれると思います!
↑プレゼントされた方が航空法を知っていればいいのですが…
時代に乗り遅れないようにドローン購入を決意し購入(笑)
TVなどで見ているとそこそこな大きさがあるのでそんなもんかなと思っていたら意外とコンパクトで自分にはちょうどいい大きさでした
近くの運動場で飛ばしてみましたがコントローラーの距離が長いので端から端まで操縦できました♪
充電時間が長いのがちょっと気になりますが最初のドローンとしてはすごく満足です
↑自分にはちょうどいい大きさかもしれませんが、航空法の対象で”大きいドローン”です…
200g以上のドローンはパワフル、ときにデンジャラス
以前のブログで200g以上のドローンを紹介しました。
ブラシレスモーター搭載の爽快感満点のドローン「DBPOWER」です。ちなみに重量は460g。
これ、1万円を切っている「おもちゃのトイドローン」並の価格のですが、飛行能力がずば抜けてます。
飛行レビューにも書いたとおり、5秒で100m先に飛んでいってしまいます。いやー気持ちいい(笑。
しかし飛行能力が高いということは、プロペラの回転数は高く(きちんと伝えると)凶器です。簡単に手を切りますね。
200g以上のドローンは中級者用。いきなり手を出さない。
「DBPOWER」のブログ記事にも書きましたが、私がオススメしているのは200g未満のトイドローンで遊んでいて、
- トイドローンに慣れてきて、それなりに操作ができる
- 知識が増えてきて航空法の理解がある
- もっとブンブンと飛行させて操縦の手応えを感じたい
という中級者が次の段階として手に取るのが200g以上のドローンだと思います。
「ドローンが気になるから、よくわからないけど、とりあえず買ってみよう」という方には全くオススメしません。子供にも与えませんし、プレゼントもしませんし、興味だけでも買いません。
理由は明快です。
- 法律の対象だから
- 人的に危険性をはらんでいるから
どうしても知っておかないといけないんですよね、200g以上のドローンを扱うということを。
(1)法律の対象だから
200g以上のドローンは、航空法の対象です。
違反な場所や方法で飛行すると、罰金刑で最大50万円。侮るなかれ、罰金刑で処されれば前科がつきます。
過去に書類送検されたり、実際に罰金刑に処された方はいらっしゃいます。
「これって1500gくらいの大きいドローンの話でしょ?」と思った方は危ないですよ。警察は「200g以上はすべて対象」というのを知っています。
まったくの余談ですが、以前関西圏の警察署から電話がかかってきました。特定できないように内容をかい摘むと…
- 人口集中地区でドローンを飛行させていた
- 重量を測ったら400gあった
- 任意同行して警察署にいる
- 飛行させていたドローンの飛行履歴は取れないか?
という話です。トイドローン(200g未満)より少しだけグレードが上がったドローンだったようです。
「知っていたら教えてほしい」という警察からの協力願いでしたが、私が知る限り、本体に飛行履歴は残っていないドローンでした。
しかしここでのポイントは「警察は200g以上は対象だよ」というのを知っていることです。まぁ~警察もネットで調べればすぐに分かりますよね。
その後、どうなったかは気にしてなかったので分かりませんが、法律上では航空法違反になり、書類送検および罰金刑になっていると思われます。
「法律のことを知っておかなきゃ!」と思った方は↓を読んでみてくださいね。
(2)人的に危険性をはらんでいるから
ドローンのプロペラって切れ味すごいんですよ。ストレートな表現ですが。
おもちゃの部類に入るトイドローン(200g未満)は、飛行中のプロペラにさわるとミミズ腫れするくらいで終わります。(とは言っても痛いですよ)
200g以上のドローンはパワフルです。
先に紹介したブラシレスモーターのドローン(460g)は強力です。あのパワフルさを知っているから言えますが、指を切ったら血が出ます。
以前に、プロペラの危険性についてブログを書きました。
非常にショッキングな内容なのですが、海外でトイドローンが子供の目にあたって失明するニュースも書いています。
きっとすべての方がわかっていると思いますが、危険なんですよね。200g以上のパワフルなドローンは。
Amazonで必ずチェックすべきは「重量」です
ドローンを購入したいの気持ちは重々わかります。
しかしその馳せる気持ちを抑えて、まず最初にチェックするのは本体の重量です。
商品詳細の場所に「商品重量」だったり「本体重量」だったりの記載があるかどうかをチェックしましょう。
もし重量の記載がなければ、そのページ内にある「カスタマー Q&A」でメーカーに聞きましょう。「このドローンの本体重量は何gですか?」と。わずか1行で済む質問です。
200g以上の航空法対象のドローンを知らずに買ったあと、知らずに飛行禁止エリアで飛行させる。
”無知は罪”とは哲学者ソクラテスが言いますが、無知だと航空法違反で本当に罪なんですよね。
脅すつもりはありません。
まずは知っておく。それだけでも罪から遠のきます。
あとがき
200g以上のドローンは性能は本当にいいです。おもちゃ以上で楽しいです。
でも法律と危険がセットになっているのは忘れてはいけないですね。