こんにちは、株式会社ドローンエンタープライズ 代表の早川(@hayakawa_drone)です。
トイドローンといえばひとりで操縦して遊ぶものだと思いますよね。
操縦する楽しさを味わえますが、慣れてくると物足りなさを感じることも…。
「もっと遊び要素があるトイドローンってあるのかな?」と思っている方にとって満足度が高いのが「HS177 ドローン2台セット」です。
個人的には衝撃度がありすぎでした。
対戦できるトイドローンは斬新、そしてお手頃価格。しかも高精度気圧センサーで安定飛行。
親子で対戦する、友達同士で対戦する。いろいろな遊びを考えられる新しいトイドローンです。
このページに書いてあること
「ひとりで遊ぶ」から「複数人で対戦して遊ぶ」へ
今までのトイドローンは、自分自身で飛行させて操縦することを楽しむのがメインでした。
つまり遊ぶ要素というのは「操縦」です。あとはトイドローンにも簡易カメラがついているので「空撮」も入りますね。
しかし、ある程度慣れてきてしまうとマンネリ化が起きてしまいます。
人間は競争があることによって数倍にも楽しさが増し、人を熱中させます。例えば、ゴルフもスコアという点数があるから競争するし、野球も点数があるから競争します。
その競争という要素を取り入れたトイドローンが「HS177」です。
ひとりで遊ぶトイドローンから、複数人で遊べて競争(対戦)できるトイドローン。これは画期的です。そして、子供から大人までハマります!
対戦型トイドローン HS177 2台セット
このHS177は対戦型として2台セットで販売されています。(1台のみも販売されて、何台でも対戦可です)
1つのトイドローンに対してリモコンがついており、2台セットで6000円前後なのですから、その時点でお買い得感があります。通常、トイドローンは1台8000円以上はしますからね。
手のひらに乗るコンパクトサイズ
とてもコンパクトなトイドローンです。少し華奢なイメージを受けますが、それでも細部は頑丈。いい意味でダウンサイジングして、合理的に作られている印象です。
なんと機体重量は33g。室内で飛び回り、対戦するにはこのサイズのほうが適していますね。
前面部には攻撃用の赤外線
対戦用トイドローンということもあって、前面部についているのが赤外線。
こちらからの攻撃ができる送信と、攻撃を受ける受信の2つがついています。もちろん空撮の用途はないためカメラはついていません。
汎用性のあるバッテリー
小さな機体に収まっているのがバッテリー。本当にギリギリに作られていますよね。
飛行時間は最大9分。
時間は少ないと感じるかもしれませんが、トイドローンの中では結構長く飛行できる部類です。
充電はUSBタイプ
充電は専用のUSB充電器で充電。
スマートフォンと同じようにバッテリーのケーブルをつなげて、USBで充電できるのでシンプルなつくりです。
ちなみに予備バッテリーを購入する場合でも1個980円と安価。スペアも安いのはありがたいですね。
プロペラガード
少し心もとないプロペラガードですが頑丈です。
しかも覆いかぶさるようなプロペラガードのため、相手のトイドローンとぶつかったとしてもプロペラが壊れにくくなっています。
日本語マニュアル
当たり前なのですが日本語マニュアルもついています。
初めてトイドローンを遊ぶ人にとっては「どう操作すればいい?」と心配になりがちですが、図がついているので分かりやすいですね。
付属部品
ざっくりとした写真の撮り方でスミマセン(笑。
予備のプロペラの他にドライバーなど入っています。もともと2台セットなので、スペアも多く含まれていますね。
対戦ルール
対戦型トイドローンなので「どう対戦するか」を知っておかないといけません。
攻撃方法
まず最初は攻撃(発射)の方法です。マニュアルを読み進めていくと…
リモコンの右スティックをカチッと押す=攻撃になるとのことです。
このあたりゲーム機と同じような感覚ですね。
実際のリモコンの画像で説明すると、ここをカチッと押すと赤外線での攻撃です。
4回攻撃を受けると墜落(機能停止)する
対戦ということもあって、攻撃を受けるとトイドローンもダメージを受けて反応します。
- 1発当てると、敵機は2~3秒くらいで左右へ揺れます。
- 2発当てると、敵機は2~3秒くらいで左へ旋回します。
- 3発当てると、敵機は左右各一回宙返りします。
- 4発当てると、敵機は旋回しながら機能停止します。
攻撃を受けた回数によって、攻撃を受けたらトイドローンが自動的によれたり、宙返りしたり、あたかもダメージを受けたような動きに。
最終的には4回の攻撃を受けたら「旋回しながら機能停止する」とのこと。
めちゃくちゃ作り込まれていますよね。リアリティがあってゲーム性もあるので、これは早速試したい気持ちになります。
対戦飛行テスト
まずは赤外線での攻撃がどのようになって、相手側が墜落していくのかをチェックしてみました。
約10秒のテスト動画です。
動画で「ピッ」と音がなっているのは攻撃している音です。(ピッピッピッピッピッと連発してます)
ちょうど対面で向き合ったときに反応するっぽく、攻撃を受ける範囲はマニュアルによると3m以内とのこと。
動画でも少し近づいて、まっすぐに向き合ったときに反応しました。ちなみに4発目だったので「敵機は旋回しながら機能停止します。」の通りに、左右にブレることなくキレイに墜落!
そして次は対戦テスト!
実際の対戦をしてみました。※対戦全部は長いので一部です。興奮して声が入りまくりなので、いつものBGMに載っけてみました
逃げたりしているのでフレームアウトしちゃっていますが、攻撃している雰囲気、追っかけたり、2発目があたったり実際にがわかると思います。
初めて対戦をしてみたのですが、これ、慣れたら絶対おもしろいです(笑。
HS177が楽しくなる理由
今までのドローンは、ただ飛ばすだけでした。
でも対戦となるとゲーム性が出てくるので競争心が芽生えてきます。「なんとか相手に勝ちたい!」「攻撃を命中させたい!」「攻撃を受けないためにフリップして退避しよう!」など。
相手がいるからこそ、楽しみ方は無限大ですね。
でも「ドローンの飛行技術」が必要になってきます。安定的にホバリングして、追いかけて、攻撃して…。そのすべては飛行技術がベースになります。
そのために練習して強くなるという「向上心」も芽生えるのも、ドローン初心者にとってはGoodですね。だって、遊びながらドローン操縦が上手になるのですから。
今までのトイドローンよりも楽しさが100倍増しです。
ここが少しだけ気になった点
HS177は「対戦する」という新しいジャンルを切り開きました。
もうそれだけで充分に魅力的なのですが、実際に操縦してみて「あえて言うのなら」の気になった点です。
少し辛口ですが2点。
攻撃のボタンが右ステックをプッシュではなく、攻撃専用のボタンを設けてほしかったです。例えば右人差し指の場所とか。攻撃するときにホバリングしないと、攻撃ボタンを押せないので止まってしまうんですよね。もっと動きながら攻撃させたかったです。
あともうひとつは、バッテリー。対戦していると夢中になって遊んでしまいます。バッテリーが約9分くらいなので、実際に遊んでいるとあっという間。この機体の小ささでは仕方ないのですが、これは予備バッテリーをたくさん買ったほうが楽しめますね。
とは言え、わずが6000円前後で2台のトイドローンが付いて対戦できるのですから、超がつくほどお買い得です。間違いなく値段以上の楽しさを味わえます。
「おもちゃのドローンを買ったんだよね」「一緒に遊んでみる?」
そうやって友達同士で、親子で誘える。そして4・5人での対戦も楽しめる。いやはや、HS177は楽しさ最優先のトイドローンです。
あとがき
初めてトイドローンを購入する方にもオススメできますが、もっとオススメしたいのはすでにトイドローンを持っている方です。今までの操縦力を他の人と試せますからね…!