こんにちは、株式会社ドローンエンタープライズ 代表の早川です。
トイドローンは年々とバージョンアップを繰り返して、高性能になり、安価になりつつあります。
2020年5月に新登場した「Holy Stone HS110D」もそのひとつ。
航空法の適用外である149g、小型ながらパワフルな飛行能力、そしてお手頃価格。
「屋外でトイドローンを飛ばしたい」そのようなニーズにピッタリです。
今回のブログ記事では…
- HS110Dの商品レビュー
- 実際に飛行した印象、メリット&デメリット
- どういうひとが買うといいのか
この3点を中心に「HS110Dの実機レビュー」を情報シェアしますね。
簡単操作で気軽に遊びたい、そのようなコスパの良い、そしてかっこいいトイドローンですよ。
このページに書いてあること
小型でパワフル!屋外で遊べるコスパの良いトイドローン
今回レビューする「HS110D」の特徴は「小型なのにパワフル、屋外で遊べるトイドローン」です。
たくさんのトイドローンが発売していますが、月日が経てば立つほどトイドローンも進化していくのは当然のこと。
「HS110D」は2020年5月に発売され、以前のトイドローンよりもバージョンアップしました。
- 小型ながらパワフルな飛行能力
- バッテリー容量の大きくなり飛行時間10分×標準2個付き
- 簡単操作で子供から大人まで遊べる
- 7000円強で購入できるお手頃価格
「屋外でトイドローンを飛ばしたい」にしっかりと応えてくれるトイドローンです。
ブラックでかっこいいフォルムのHS110D
では、さっそく「HS110D」の実機レビューをしますね。
やや大きめの外箱
これがHS110Dの外箱。
写真では伝わりにくいですが、簡単な手持バックくらいの大きさです。
外箱に記載のある重量は149g。
航空法の対象は200g以上のため、このHS110Dは法律の対象外ですね。
外箱を開いてみると、中身は透明のプラスチックでカバーされています。
最近は専用ケースが入っていることが多いですが、このHS110Dはひとまわり大きいため、専用ケースを作らなかったのだと思います。
専用ケースではなくても、持ち運びは外箱のままでも十分なので問題ないですね。
ブラックなフォルムがカッコいい本体
オールブラックな配色、そしてドローンっぽいフォルムはかっこいいですね。
手で持ってみると両手よりも大きいサイズ。
とは言っても、トイドローンの中ではやや小ぶりな印象です。もうひとまわり大きいトイドローンもありますからね。
カメラがついており、120度の広角カメラ、フルHD動画が撮れます。
このHS110Dは本体に固定されているため、例えば、指で上下に動かしてアングル変更はできません。逆に言えば、しっかり固定されているので壊れにくそうですね。
背面を見てみると…カメラの反対側にはmicroSDの挿入口があります。
microSDは別途のため用意が必要なので、撮影もしたい場合には準備しておきましょう。
プロペラとモーター。下側にLEDランプがついていて、飛行時に点灯するようになっていますね。
大きめで分かりやすいリモコン
リモコンを持ってみると…通常のトイドローンよりかは大きめですね。
小学生以上だったら持てなくもない大きさですが、5歳くらいだと難しいかも。逆に、大人はホールド感あって、安定して持ちやすいです。
さらに、ステータスやスピードの表示があるため分かりやすいですね。
外箱を開けたときには、リモコンには各操作方法が型紙に書いてあって、これは便利(笑。
リモコンには単三電池が3つ必要です。
単三電池がないと飛ばせないので、事前に準備しておきましょう。
バッテリーは標準2個付き
専用バッテリーは2個付き。
1本で約10分飛行できるため、合計20分の飛行が可能です。
カートリッジ式のバッテリーなので装着・脱着も簡単です。
バッテリーの充電方法は、本体に接続して充電します。
付属のUSBケーブルを本体にさして、バッテリーを装着すれば自動的に充電が開始されます。
充電するときは、こうして本体を裏返しにすると、充電中ランプも見れるのでよいのですが、充電中は若干置き場に困りました(笑。
その他の付属品・マニュアル等
今までの写真では本体にプロペラガードはつけてませんでしたが、実際にはプロペラガードは付属されています。
通常4つあれば十分なのですが、予備分として合計6つもありました。これはありがたい!
予備パーツのプロペラやネジ、LEDカバーなどがまとめられて入っています。
「この袋の中身は予備ですよ」とひと目で分かるように別けられているのはいいですね。
マニュアルは日本語。
図解で操作方法だったり、充電方法だったりが書いてあるので分かりやすいです。
HS110Dを実際に飛行させてみました
ここからが忖度なしのHS110Dのメリット・デメリットです。
(◎→◯→△で書きますね)
◎屋外でも飛べるパワフルさ
一昔前のトイドローンに比べて、ウィーンっとプロペラを回転させて、しっかりと飛行してくれます。
パワフルさがあって多少の風でも負けずに飛んでくれます。実際に風速1~2mくらいなら、まったく問題ありませんね。
ただGPS機能は入っていないため、システム的な飛行補佐はありません。リモコン操作はしっかりと覚えておきましょう。
◯操作がカンタン
最近は複雑な機能がついたトイドローンが増えてきていますが、このHS110Dはシンプルに作られているため、飛行する準備から飛行~離陸までがカンタンです。
たとえば、GPS機能がついたトイドローンは、その機能があるがゆえに飛行前に各手順を踏んだり、センサーを初期化したり、なかなか手間がかかる場合があります。
GPS機能は、リモコン操作を簡易的にしてくれる分、慣れないと飛行すらできない場合もあるんですよね。
地面においてパッと飛行させる、直感的に遊べる。これは子供から大人まで実感できるメリットだと思います。
◯お手頃価格で購入できる
ぶっちゃけ、安いです。
今まで、このくらいのトイドローンなら1万~1万3000円くらいで売られていました。
バッテリーが2個ついて、しかも屋外でも飛行できるパワフルさがあって、簡易的ながらもカメラがついていて。
さらに(このブログでは書いてませんが)、スマートフォンで操縦できたり、スマートフォンでリアルタイムな映像が見れたり。
トイドローンとして十分すぎる機能がついているのにも関わらず、7000円強で購入できてしまうのはコストパフォーマンスが良すぎです。
△部屋で飛行させるのは難点、屋外で飛行させるのがベター
本体は30cm×30cmの大きさで小型なのですが、とは言ってもプロペラの回転はパワフルです。
部屋の中で飛行させるのは、ちょっと危険な気がしますね。20畳くらいあるリビングならOKだと思いますが、例えば6畳の部屋では初心者は飛ばせないです。
あくまで屋外で飛行させるトイドローンとしての認識が必要ですね。
△外箱がやや大きいため、収納しにくい
やっぱり外箱が大きいです。
最近のトイドローンは、折りたたみ式だったり、小型だったり、専用ケースがあったりして、ケース自体が結構小さいんですよね。
外箱がやや大きくて、部屋の中で収納するときにかさばりますね。他のトイドローンを持っている方からすると、ちょっと気になるかも。
とは言っても、専用ケースを標準で付属させてしまうとコストアップするため、この外箱でコストと両立していると思います。
簡単操作で気軽に遊びたいならHS110D
総評です。
「1万円を超えない価格で、屋外でトイドローンを遊びたい」という方には、HS110Dはコストパフォーマンスも良いので満足すると思います。
- 小型ながらパワフルな飛行能力
- バッテリー容量の大きくなり飛行時間10分×標準2個付き
- 簡単操作で子供から大人まで遊べる
- 7000円強で購入できるお手頃価格
HS110Dは部屋では遊びづらいものの、屋外ならトイドローンとして気軽に楽しめます。
きっとHS110Dで満足できる方は…
- 小さいトイドローンを持っているけど、パワーが無いから屋外で飛ばせない
- 初心者なので1万円以上のトイドローンをいきなり買うのは気が引ける
- 数年前にトイドローンを買ったけど、新しいのを買いたい
こういう方にはHS110Dはぴったりですね。
逆にHS110Dにはできないことも当然あって、それを望む方には別のトイドローンを買ったほうが満足度は高いと思います。
例えば「部屋の中でたくさん遊びたい…」なら「HS370」がオススメです。
また、1万円以上を払えるのなら、1万5000円くらいしますがGPS付きの「HS165」がもっと屋外で遊べますね。
あとがき
2~3年前にくらべると本当にリーズナブルになりました。1万~1万3000円くらいで買っていましたから。
部屋用トイドローンは小さすぎるから欲しくない、ただ1万円以上は払えない。という場合には、HS110Dはよい立ち位置ですね。