こんにちは、株式会社ドローンエンタープライズ 代表の早川です。
「外で楽しくドローンを飛ばしたい。できれば性能が高くて…でも安価なドローンで」
そんな欲張りな方のニーズにあったトイドローンが2020年11月に誕生しました。
「Holy Stone HS175」です。
重量198gの軽量トイドローンながら、安定飛行のGPSやポジショニングシステムを搭載。さらにバッテリー3つに専用ケース付き。もはや、全てを詰め込んだトイドローンです。
今回のブログ記事では…
- HS175の商品レビュー
- 実際に飛行した印象+飛行動画
- どういうひとが購入するといいのか
この3点を中心に「HS175の実機レビュー」を情報シェアしますね。
圧倒的に進化したトイドローンHS175、屋外で飛行させるのなら、これで間違いないですね。
※メーカー公称では重量198gとなっていますが、重量200gを超えている話が出ています。重量200g未満を期待して購入するのは控える、もしくは機体を数gだけ削っておきましょう(苦笑
このページに書いてあること
高機能&格安な198gトイドローン「HS175」
今回レビューする「HS175」をひとことで言うと「高機能&格安な198gトイドローン」です。
まず、航空法で規制対象となるのは重量200g以上のドローンです。
このHS175は197gなので、ぎりぎり重量を超えないように作られているため、ドローンに関わる航空法の対象ではありません。
さらに、197gと小型ながら、GPSやポジショニング、バッテリー3つ付きなど盛りだくさん。このくらいの機能がついている場合は3~4万円くらいは相場です。
しかしHS175は2万円を切る、1万8000円代と格安価格。本当にありえないレベルですね。
- 重量198gの軽量設計
- GPSやポジショニング機能でコントロールしやすい
- バッテリー3つ付きでロングフライト可能
- ケース付きで持ち運びも簡単
「いきなり高いドローンは買えないけど、半値くらいで性能の高いドローンがほしい」と思っている方に、ちょうどよいトイドローンです。
専用ケースがついたお得感のあるHS175
では、さっそく「HS175」の実機レビューをしますね。
ずっしりと重量を感じる外箱
両手でもてくるらいの外箱なのですが、どこかずっしりと重量感を感じます。
(理由はあとで分かったのですが…)
HS175の専用ケース
外箱から中身を出してみると、専用ケースがそのまま入っていました。
作りもしっかりとしていて…
持ち運びしやすいケースで、片手で持てますね。
コンパクトなケースなので、遊び終わって部屋に収納しても邪魔になりません。
ケースを開けてみるとキレイに袋で梱包されたドローンが見えてきますね。
折りたたみ式のコンパクトなドローン
キレイに折りたたんでいますね。
ライトブルーなカラーリングも地味ですがカッコいいです。メカっぽい色合いが個人的には好きです(笑。
手に持ってみると、手のひらから少しはみ出るくらいのサイズ感。
重要198gなのですが、見た目以上に重たく感じませんね。
折りたたみ状態から広げてみると、両手を広げた以上の大きさに。
他のトイドローンとは異なってプラスチック感が少なく、「しっかりとした作り」ですね。
プロペラは半透明で、これもカッコよさを増してくれます。
モーターはアームの中に横置きされているため、すっきりとしたデザインになっていますね。
カメラは前方についていて、動画はフルHDで撮影できます。
しかも、このカメラはリモコンで上下の操作ができるため…
ドローンが飛行している最中でも、カメラ確度を-90度まで変更可能です。
つまり、真下を撮れるということですね。
ドローン本体の下部には、ポジション機能のためのセンサーが付いています。
高度10mまで反応してGPSが取れないような場所でも、安定的にフライトしてくれます。室内では特に威力を発揮する機能ですね。
動画や静止画の撮影データは、microSDに記録されます。
下部に差込口がありますが、microSDは自分で用意する必要があるため、余っているmicroSDがあれば、そういうのを使用しましょう。
スマートフォン装着を前提としたリモコン
リモコンは至ってシンプル。
液晶画面はなく目につくところだと、電源ボタンしかありません。
リモコンを握ってみると、ちょっと心もとない感じはしますが、でも大丈夫でしょう。
リモコンにはスマートフォンを装着して、アプリ操作が主体となります。そのため、ボタンの数が少ないわけですね。
リモコンはバッテリー内蔵されていて、USB充電で使用します。
単三電池などが不要なのもラクですね。
最大22分フライトが可能なバッテリー×3個
1個のバッテリーで最大22分の飛行が可能!これは興奮しますね!
さらに、標準でバッテリーが合計3個もついているので「そこまでやるのか!」と思うほど充実しています。
外箱を持ったときの、ずっしり感は、このバッテリー3つも付いていたからだと、ここでようやく理解できました。
バッテリーを充電する充電器は2個。
スマートフォンなどで充電しているUSB充電器をつかって充電できます。汎用性があっていいですね。
付属パーツ・日本語マニュアル
付属パーツとしてプロペラガードと予備プロペラがついています。
もし屋内で費用させるときにはプロペラガードはつけておきたいですね。
日本語マニュアルも付属していますので、各機能の説明や操作方法など理解を深めることができます。
特にコンパス・ジャイロリセットなどは覚えておきたい項目です。
HS175を実際に飛行させてみました
ここからが忖度なしのHS175のメリット・デメリットです。
(◎→◯→△で書きますね)
◎重量198gの軽量設計
まずはこのHS175の最大の特徴である「重量198g」です。
航空法では200g以上のドローンに規制が入っており、様々な要件でドローンが飛行できません。法律の制限がかかるためです。
しかし重量198gなら、航空法の制限はかかることはありません。その大きなハードルをクリアしているという点だけでも、HS175は最大の魅力ポイントになります。
※航空法はクリアになりますが、その他の場所の法律や禁止場所等あるため、「どこでも飛ばしていい」というわけではありません
◎GPSやポジショニング機能でコントロールしやすい
重量200g未満のトイドローンであるのに、機能は盛りだくさんです。
屋外ではGPSによる制御によって、安定的な飛行をしてくれます。一般的なトイドローンはGPSが入っていないため風に流されやすく、コントロールがしにくいもの。
またボタン一つで離陸地点に自動帰還するのもGPSならでは。
ポジショニング機能があるため、GPSと合わせて、さらに安定的な飛行ができるのは初心者にとって安心して操縦しやすく、ありがたいですね。
ただし、風が強いときにはいくらGPSがあったとしても流されやすくなるため注意が必要です。
◯バッテリー3つ付きでロングフライト可能
トイドローンなのに1個のバッテリーで最大22分フライトが可能なのは驚きです。普通は5分くらいですから。
しかもバッテリーが合計3つも付いてるのはお得すぎです。(メーカーが利益が出ているのか心配になるレベル…)
せっかく屋外でドローンを飛ばすのなら、バッテリー1個ではつまらないですよね。バッテリーはたくさんあったほうが楽しいのに決まっていますから。
◯ケース付きで持ち運びも簡単
専用ケースがついているのは、ありがたいです。
外箱+プラスチックケースだと、ゴワゴワしていてかさばりますし、持ち運びもしにくいですし。これ、ご経験のある方が多いと思います。
こういったケースも普通に購入すると2000円くらいはするんですが、標準で付属しているのは至り尽くせリです。
△カメラに期待しすぎない
あくまでトイドローンなので「これで本格的な空撮をするぞ!」と思ってしまわないほうがいいです。
限られた重量制限の中でカメラを付けているので、「ドローンも飛ばせるし、簡単な空撮ができるし、まずは初心者だから遊び感覚で!」というレベルでいましょう。
ジンバルや2K動画撮影といった、より空撮を楽しむのならドローンは5万~6万円くらい必要です。
HS175は半分以下の値段で販売している良心的なトイドローンなので、購入する側も理解が必要ですね。
コストパフォーマンス抜群のトイドローン
総評です。
屋外で遊ぶには、このHS175がベストバイです。
- 重量198gの軽量設計
- GPSやポジショニング機能でコントロールしやすい
- バッテリー3つ付きでロングフライト可能
- ケース付きで持ち運びも簡単
もはや、高機能すぎなのに1万8000円台の価格は、考えられないほどコストパフォーマンスが高いです。
きっとHS175で満足できる方は…
- 屋内のトイドローンで遊んでいて、次は屋外で飛行させいたい
- 初心者だからいきなり高額なドローンは購入できない
- 安定的な飛行と、長時間楽しむ操縦を体験したい
こういう方にはHS175はぴったりです。
あとがき
2万円弱で間違いなく楽しめるドローン。
トイドローンもここまで来てしまったのですね。もう過去のトイドローンが涙目です…(笑)