こんにちは、株式会社ドローンエンタープライズ 代表の早川(@hayakawa_drone)です。
HolyStoneの姉妹ブランド「Holyton」から2021年7月にHT20が発売されました。
手のひらサイズの小型ながら豊富なフライトモードを楽しめるトイドローン(100g未満)です。それでいて4000円前後と格安。
今回のブログ記事では…
- HT20の商品レビュー
- 実際に飛行した印象
- どういうひとが購入するといいのか
この3点を中心に「HT20の実機レビュー」を情報シェアしますね。
お試しでトイドローンを楽しめるのでドローンの入口として選択肢に入りますね。
このページに書いてあること
豊富なフライトモードで楽しむ格安トイドローン
HT20の特徴は「豊富なフライトモード」でありつつ「格安」であること。
「トイドローンは初めてだけれど、まずはお試しでお手頃価格からスタートしたい」という方にピッタリです。
- 室内で遊べる小型トイドローン
- 安定した飛行と頑丈な機体
- 豊富なフライトモード
- 衝突回避機能
- バッテリー3つ付き
それでいて4000円前後で買えてしまうのがHT20です。
カワイイフォルム、まとまった機能性
では、早速HT20をレビューしていきますね。
コンパクトサイズの外箱
写真では伝わりにくいですが、大人なら片手で持ててしまうほどのコンパクトサイズ。
外箱に「HT20」と記載があるのは、ブランド名「Holyton」のHTからですね。
ちなみにHolyStoneのパクリ商品ではなくて、HolyStoneから出ている姉妹ブランドです。(紛らわしいですね笑)
プラスチックのケースに本体やバッテリーが分かれていて入っています。
カワイイフォルムな機体
まとまったフォルムの本体、カワイイです。
ベルトを巻いたようなデザインに、ブルーとブラックのツートンも素敵ですね。
プロペラガードは全方位にカバーされているので、衝突しても傷つけませんし、子供の指も入りません。
グッーと掴んだとしてもプロペラガードは壊れることがないくらい、しっかりとした作りです。
全面には、ライトと障害物回避のセンサーがついていて…
背面にもセンサーがー付いています。
合計4つのセンサーを使って、障害物回避をおこなったり、フライトモード(ブーメランやリモコン無し操作)で使用されます。
全面についているライトは、手で上下にして可動できます。
これはカメラの役割ではないため、格別な意味合いはなさそうです。
標準でバッテリー3つ付き
バッテリーは3つ付いていて1個あたり約7分の飛行が可能です。つまり交換しながら合計21分の飛行ができる計算です。
充電器はUSB充電で、ケーブルから2つのコネクタがあるため、2個まで同時充電が可能です。
バッテリーが入れづらく、ケーブルが邪魔かも…
バッテリーは本体の裏側から差し込みます。
ただし、これは難点が2つありますね…大人なら大丈夫かもしれませんが、子供にとってはバッテリー交換は難しいかもしれません。
まず1点目は、バッテリーを入れるサイズ。
本体とバッテリーに隙間なく、ぴっちりと収まる寸法になっています。
最初の頃は問題ないのですが、遊んでいくうちにバッテリーが膨らむので「バッテリーが入らない」「バッテリーが抜けない」ことが発生します。
もう少しサイズ感に余裕があったほうが良かったですね。
2つ目はケーブルが収まりにくいこと。
バッテリーのケーブルの抜き差しするのも子供にとっては器用に行わなければなりません。
さらに、このケーブルが本体に収まりません笑。
写真のように、少し開いたままでも飛行はできますので問題はありませんが、機体をコンパクトにしすぎた弊害でしょうか。
子供でもホールドしやすいリモコン
リモコンは子供でもホールドしやすいコンパクトなサイズです。
しかも余計なボタンがついていないため、操作的にもシンプルです。これは子供にとってはプラスですね。
リモコンのバッテリーは単4電池×3本です。
電池は別売りですので、事前に用意しておきましょう。
付属品(日本語マニュアル・交換用プロペラ)
こちらは日本語を含むマニュアルと、交換用プロペラです。
HT20は様々なフライトモードがあるので、マニュアルは熟読したほうがよりこのトイドローンを楽しめると思います。
HT20を実際に飛行させてみました
ここからが忖度なしのHT20のメリット・デメリットです。
(◎→◯→△で書きますね)
◎安定した飛行と頑丈な機体
小さい機体ながらリモコンにも反してキビキビと動いてくれます。ホバリングも安定していて、上下のブレはありません。
また頑丈なプロペラガードが機体を守ってくれていて、壁に衝突したとしても、地面に落としたとしても、壊れるような雰囲気を感じさせないくらいです。
子供が乱暴に扱ったとしても、そうそうは壊れませんし、もし壊れたとしても格安なので精神的なダメージも小さいですね。
◎価格が安い
バッテリーが3つも付いていて、4000円前後で購入できるのは格安ですね。
性能的に5000~6000円くらいの値段になりそうですが、諸々とコストダウンを図っているのが目に止まります。
メーカーの企業努力の賜物ですね。
◯衝突回避機能
もし子供が遊ぶとなったら障害物回避モードにすると、より安全にドローン飛行を楽しめますね。
ただし、距離50~100cmくらいで反応するため、広い部屋でないと回避を繰り返して動かなくなります笑。この機能は使い方次第で有効になりますね。
◯豊富なフライトモード
HT20には複数のフライトモードがあります。
- 手投げテイクオフモード(手のひらから投げると自動で飛行する)
- 3Dフリップモード(飛行中に両手をかざすと、3Dフリップする)
- ブーメランモード(水平に投げるとブーメンのように飛行して戻ってくる)
リモコンを使って飛行させるのとは別に、手を使って操作できたり、ブーメランみたいに遊んだりできるのは新しい楽しみがありますね。
ただ、このフライトモードを使うこなすためには慣れないと…私は上手くできませんでした笑。
△バッテリーの交換がしづらい
前述している通り、機体が小さいためバッテリーコードをつなげるのに器用さが必要であったり、バッテリーが膨らんだら取り外しが難しくなったり、バッテリーコードが収まらなかった。
他のトイドローンはもっとスマートだったので、HT20に限っては、ちょっとこのバッテリーまわりが気になるところでした。
△ワンキー離陸すると自動で2m上昇する
リモコン操作でワンキー離陸ができるのですが、これが一気に2m上昇します。
通常は人間の腰の高さ50cm前後まで上昇してホバリングするのですが、HT20は2mくらいまで上昇してしまうので、すぐに高度を下げなければなりません。
大人でしたらある程度身長があるためリカバリできます。ただ、子供だとこれは難しいです。身長の倍の高さまで上がってしまってから、いきなり見上げた状態で操作をするのは大変です。
離陸する方法はワンキー離陸のみなので、このデメリットを理解した上で購入しなければなりません。
豊富なフライトモードで楽しむ格安トイドローン
メリットもデメリットも書いてきましたが、結局のところ、4000円前後で楽しめるトイドローンは数少なく、このHT20は価格以上に楽しめます。
- 室内で遊べる小型トイドローン
- 安定した飛行と頑丈な機体
- 豊富なフライトモード
- 衝突回避機能
- バッテリー3つ付き
これだけ魅力があるので、ちょっとのデメリットは目をつぶれますね。
きっとHT20で満足する方は…
- 初めてドローンを購入する
- とりあえず格安でドローンを試したい
- リモコン操作だけでなく、遊べるモードでも楽しみたい
こういう方には、HT20がピッタリだと思います。
あとがき
豊富なフライトモードを使いこなせたら、さらに楽しそうです!