ドローンのバッテリー充電は1本1~3円。電気代は安価だけど管理コストが…

ドローンのバッテリー充電は1本1~3円。電気代は安価だけど管理コストが…

こんにちは、株式会社ドローンエンタープライズ 代表の早川です。

ドローンのバッテリーを充電するのに「いったい1本あたり、電気料金はどのくらいかかるのだろう?」と疑問に思いますよね。

それなりに充電時間もかかっているし、バッテリー容量も大きいし。電気代が高いかも…と心配になる方もいそうです。

そこで今回のブログ記事では…

  • バッテリー1本あたりの電気代は?
  • バッテリー管理にかかる見えないコストがある
  • バッテリー管理コストをおさえる方法

以上の3点を中心に「バッテリー充電にかかるコスト」について情報シェアしていきます。

ドローンとバッテリーは切っても切り離せない関係です。バッテリーのコストについて知識を持っておきたいですね。

ドローンのバッテリー充電は1本1~3円。見えない管理コストもかかる

まず結論です。

ドローンのバッテリー(DJI社)の充電にかかる電気代は、1本あたり満充電で1~3円です。

一見すると安価に思いがちですが、

  • バッテリーは充放電を繰り返す
  • 充電にかかる時間が長い
  • 過充電による火災リスク

などの見えない管理コストがかかっています。

「ずっと充電器に接続していればいい」というわけではなく、人間がバッテリーを管理しなければなりません。

そのため単純に1本2~3円だから「維持費が安い」というわけにはいかないと考えられます。

では、順を追って説明します。

バッテリー1本あたりの電気代は?

DJI社のドローンバッテリーを充電するには、どのくらいの電気代がかかっているのでしょうか。

スペック表から計算ができますので調べてみました。

各バッテリーの電気量

DJIのバッテリーには「電気量」が記載されています。

まずはこの数値を列挙していきますね。

  • DJI Air 2S:40.42 Wh
  • Mavic 2:59.29 Wh
  • PHANTOM 4:89.2Wh
  • Inspire 2:97.58Wh

エントリーモデルからハイエンドモデルで使用される、バッテリーの電気量です。

電気代の計算方法

電力量から計算するときには、下記の計算で可能です。

電力量(kWh)× 1kWh 単価 = 電気代

1kWh 単価は、電力会社や地域、契約プランによって異なりますが、ざっくり一般的な単価は「1kWh単価 27.0円」とされています。

満充電のバッテリーの電気代

先ほどの電気量から計算すると…

  • DJI Air 2S:40.42 Wh × 1kWh単価 27.0円 = 1.08円
  • Mavic 2:59.29 Wh × 1kWh単価 27.0円 = 1.59円
  • PHANTOM 4:89.2Wh × 1kWh単価 27.0円 = 2.40円
  • Inspire 2:97.58Wh × 1kWh単価 27.0円 = 2.61円

多少の誤差はあるにしても、1本あたり1~3円くらいで満充電ができます。

もはやドローンのバッテリー充電の電気代は気にしなくてもいいレベルと言えますね。

10回充電したとしても10円とか30円ですから、こう考えると電気は安価過ぎて偉大です。

バッテリー管理にかかる見えないコスト

「電気代1~3円なら維持費はないものだ!」と思いがちですが、実際にはバッテリーの管理コストがかかっています。

ざっくり考えられるのは3つです。

バッテリーの自動放電

DJI社のバッテリーは、安全対策のため自動放電機能がついています。

ユーザー側で自動放電の開始日数は決められますが7~14日間などに設定でき、指定日数を経過すると残量50%まで放電していきます。

そのため例えばバッテリーを充電したとしても、使用しなければ2週間後には50%になっています。

  • 「このバッテリーはいつに満充電をした」
  • 「これは◯日前に充電したから、そろそろ自動放電がスタートする」

ただでさえ、バッテリー本数を多く使用しがちなドローン。

バッテリーの充放電を繰り返すことによる心労、そして管理は辛いものがあります。

バッテリーの充電時間

1つのバッテリーを満充電する時間も忘れてはなりません。

バッテリー1本あたり満充電するのに1時間~2時間はかかります。例えば3本のバッテリーを充電するとしたら、おおよそ3~6時間かかる計算です。

6時間となったら、ほぼ半日ですね。

3~4本のバッテリーを順次充電できるバッテリー充電ハブのようなツールもありますが

  • いつ充電が終わったのかチェックする
  • 充電完了時間を逆算して計算する

といったバッテリーの充電完了にかかわる心労、そして管理は辛いものがあります。

バッテリーの充電中の発火リスク

バッテリーの過充電はご法度とされていて、いくら過充電防止機能があるにしても発火リスクはゼロとは言えません。

東京消防庁からリチウムイオン電池の注意呼びかけがされています。

その動画には、誤った充電方法をおこなった結果、DJI Phantom3のバッテリーが発火。炎が噴き上がっている様子を捉えています。

fnn_tokyoFNN「リチウムイオン電池の火災急増 東京消防庁が注意呼びかけ」より

このような発火が起こる前には、煙が出たり、匂いがあったりするので、その場に人間がいれば直ちに充電を中止することで防止可能です。

しかしリスクが大きくなるのは人間がいないときです。

  • 外出中に充電すれば効率がいいから…
  • 目の届かない玄関で充電を…

とすると、可能性は少ないですが発火したら、そのまま火災につながる可能性もあります。

火事
ドローンのバッテリーのほとんどは、リチウムイオン電池を使用しています。 高出力で、軽量。 ドローンにとっては最適なバッテリーなんですよね。(スマートフォンでも利用されて

ドローンのバッテリーを充電するときは、人間の目の届く場所で充電する、そしてできる限り、放置しない。

そう考えると、バッテリー充電中は離れることができない心労、そして管理は辛いものがあります。

バッテリー管理コストをおさえる方法

電気代は安価なものの、ドローンのバッテリーには充電管理が必要不可欠で、人間が関わっていかなければなりません。

  • 早めに充電していても、自動放電でバッテリー残量が減っている
  • 充電すると半日~1日かかる場合もある
  • 充電器につけっぱなしにすると過充電でリスクがある

とにもかくにも、楽をさせてくれません。

そのようなバッテリー管理コストをできる限りおさえる方法は、ただ1つです。

充電方法にマイルールをつくり、ルールに沿って充電するだけです。

ルールをつくることで無駄な思考をしなくてもいいですし、ルールに沿って充電すれば無駄な心労もしません。

  • どのタイミングで充電するのか
  • 充電する仕組みはどうするのか

そのようなマイルールをつくることが少しでもバッテリー管理コストを抑えられます

マイルールの参考例

「どうすればいいの?」と思ってしまうので参考例を記載しますね。通常、私がおこなっているルールです。

  • 飛行日の前日に使用予定分のバッテリー本数を満充電する
  • 残量20~40%、残量70~90%のを優先的に充電する
  • 残量50%前後のは(使用予定分を超えない場合)充電しない
  • 前日の夕方から開始して就寝前まで、リモコンは就寝中に
  • 同室内で充電をして、バッテリー充電ハブを多用する

夕食を食べ始める前に充電を開始して、あとは同室でテレビを見たりパソコンをしたり、バッテリーと過ごすだけで、就寝前には充電完了…といった具合です。

ドローンのバッテリー充電は安価、ただし管理コストはかかる

まとめです。

ドローンのバッテリー充電にかかる電気代は1本あたり1~3円で大変安価です。

ただし、充放電を繰り返すバッテリーを管理するのは人間が関わらなければなりません。

どうやってバッテリーを管理していくかのルールをつくると心労も和らぎますのでオススメです。

また、バッテリーは約80回~130回の充電で痛みますので新規購入も必要になりますし、使い終わったバッテリーの廃棄の手間もあることも忘れてはいけないですね。

あとがき

バッテリーとは上手に付き合っていきたいですね。

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