サービスも企業も成長させる「グロースハッカー」から”改善”の意識付け。

サービスも企業も成長させる「グロースハッカー」から”改善”の意識付け。

こんにちは、株式会社ドローンエンタープライズ 代表の早川(@hayakawa_drone)です。

季節の変わり目、天候も安定性がない今日このごろです。

そんな時には絶好のインプット&アウトプットのタイミング。

今回は、2・3年前に流行った「グロースハッカー」から、サービス設計前からの視点、また徹底的な改善を大切にしたいコラムです。

そもそもグロースハッカーとは?

グロースハッカーという言葉を聞いたことはありますか?

普段生活していても、なかなか耳にしないですよね。主にWEBサービスの開発・運営の場で利用されているので、ほとんどの人が初めて聞くかもしれません。

分かりやすく、正しい内容を伝えるためにweblio辞書から概要を引用します。

主にIT業界で用いられる、企業やサービスの急成長を実現させることのできる人物を意味する語。具体的には、製品やサービスの見直しにより、マーケティングや企業戦略などに効果的な手法を考案することができる人物を指すことが多い。IT業界では近年、グロースハッカーの重要性が注目されている。

weblio辞書「グロースハッカー」より引用

グロースとは「成長」を意味して、ハッカーは「高度な技術を持って解決する人」です。

実際に行っている作業というのが・・・

高度な情報分析、迅速なサイクルでの仮説・実践・検証、プロモーション手法の提案と実践、等々を実現する人物を指す語として用いられている。

weblio辞書「グロースハッカー」より引用

情報力と仮説・実践・検証を繰り返す、言わばPDCAサイクルをグリングリンと回しまくるプロフェッショナルでしょうか。

グロースハッカーにはなれないけれど

そんなグロースハッカーについて紹介されているのが、この本です。

ツイッターやインスタグラムなどサービス提供前からグロースハッカーが設計に関わっており、サービス後も改善を繰り返していたそうです。

宣伝広告費をほとんど使わず、サービスの改善だけでユーザーの支持を集め、アッという間に人気ツールに登りつめる。

そんなWEBだからできる超人技をやってのける専門職ですね。

この本を読んでみて痛感するのは、そんな簡単にはグロースハッカーにはなれないこと。やることのレベルが手が込んでいて、とても真似できません。(もし、グロースハッカーになれたら金持ちです)

しかし、そんな簡単には諦めては、人間生きていて楽しくないです。改善に対する気持ちは、日常的に持ちあわせても損はないですよね。

広告費を使わず、魅力的なWEBサイトに改善をしていく。その具体例の記載がありました。

クックパッドのプレミアム会員を集める話です。

月額300円の会員を募集するのですが、7つのキャッチコピーを作って曜日ごとに変更。どのキャッチコピーが一番効果的だったかという効果測定です。

  • 100万人が使っている有料会員
  • コーヒー1杯分の値段で、全部の機能が使える

このどちらのほうが、会員になった人が多いと思いますか?

正解は後者です。実に150%以上も数値が上がったとか。ほんの一言を変えるだけで、成果は大きく変わってきます。

ちょこちょこと繰り返し変えて成果を確認する。地味な作業ですが、やはり改善は必要不可欠ですね。

微妙な変化を入れています

そんな当WEBサイトも、実は微妙な修正をおこなっています。

最近ですと、電話番号を分かりやすくしたり、微妙な余白を入れたり、1センテンスのテキストを変更したり。

本当に気付かないレベルかもしれません。

しかし、日頃から問い合わせや質問は貴重な修正材料です。

WEBサイトを見ている人が疑問に感じたり、意図が伝わっていなかったりするのは、いち早くクリアにすべきだと。

作ったきり放置では、利便性は上がらないですし、成果も上がりませんからね。

元々WEBも作っていた人間なので、これの必要性は痛いほど理解しています。ちょこちょこと改善を繰り返しながら、最善の状態を目指したいです。

あとがき

とは言っても、継続が大切ですね。

改善の意識は持ちつつ、自分自身のWEBサイトなので楽しく育てたいです。

ちなみに、変更点はすべてGoogle keep というオンラインメモ帳にすべて記録しています。いつに◯◯の文言を△△に変更、などなど。記録が残りますし、後戻りもできるのでこの手法を徹底してます。

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