こんにちは、株式会社ドローンエンタープライズ 代表の早川(@hayakawa_drone)です。
ドローンの飛行に関しては、様々な面で規制や禁止措置が取られています。
まずは、国土交通省の航空法。この規制に引っかかるのならば、通らなければなりません。
さらに飛行させる場所の許可も必要になってきます。そこで飛ばしたい人にとって、身近な存在なのが公園です。
公園に関しては、各自治体に委ねられており、許可・不許可の情報が少ないのが現実です。せっかく問い合わせた情報、共有しないとモッタイナイので記事展開します。
このページに書いてあること
世田谷区の公園は全面禁止。
広めの公園や有名な公園がある世田谷区。結論から言うと、すべての公園は禁止とのこと。
まず、世田谷区に存在する都立公園(砧公園や駒沢オリンピック公園)は、東京都から禁止のお達しが出ています。
アチラコチラに看板を立てて「ドローンの飛行させている人がいたら警察に通報して下さい」という強力な内容です。そのため世田谷区にある都立公園はNGであることは、ある程度知られているかと思います。
もう一つは、世田谷区立の公園。
これは4つの地域に分類されて、各公園管理事務所がそれぞれ管理しています。小さな公園から中規模の公園まで、すべてどこかしらの管理事務所が担当しているということですね。
管理事務所に問い合わせた結果、様々な紆余曲折があった上で「国土交通省から許可を得たとしても、管理事務所の統一見解によって世田谷区の公園内はすべてドローン禁止。理由は不特定多数の人間に迷惑や危害が及ぶ恐れがあるため」とのこと。
というわけで、世田谷区の都立公園も管理事務所が管理している公園も、国土交通省の許可云々関係なくすべてドローン飛行は禁止とのことです。
ただし、今現在(投稿現在)、オフィシャルな発表はないので結局のところ真意は不明ですが…。
自治体によって対応が異なる
その他の区でも禁止になっているところはあります。板橋区や印西市、相模原市などなど。区や市のホームページを見ると発表されていますね。
ちょっと話がそれてしまいますが、昔と比べて公園の禁止事項が多すぎのような…。ボール遊び禁止(サッカーや野球)、花火禁止、大声禁止、凧揚げ禁止、自転車の乗り入れ禁止、写真撮影禁止、ペットの連れ入り禁止、スケボー禁、ラジコン禁止などなど。
「結局なにをすればいいの?」「公園でスマホゲームするしかないよね」という揶揄もチラホラ…。
とは言っても、ドローンに関しては飛行物として危険性が高いというのは確かです。ラジコンももともと禁止だとしたら、尚更ですね。
そんな中、一部の自治体はドローンを禁止にしているも「許可制」を取っている場合があります。
【参考】 茨城県営都市公園のドローン許可制について
一方的な全面禁止よりも、こうした許可制のほうがややハードルはありつつも申請をすれば認められるというシステムのほうが、その自治体の柔軟な対応がありがたいですよね。
あとがき
国土交通省が設けたルールの範囲でお互いに理解しあう、そんな関係性であって欲しいのですが、やはり今の風潮は難しいですね。
そこまで行くのに、もっと時間がかかりそうです。