こんにちは、株式会社ドローンエンタープライズ 代表の早川(@hayakawa_drone)です。
ドローンは新しい撮影ツールと言えます。
一生の記念に残る結婚式にドローンを導入したら…と考える新郎新婦や結婚式会場がいらっしゃると思います。
そこで今回のブログ記事では…
- ドローン撮影で結婚式をおこなうとどうなる?
- 結婚式でのメリットとデメリット
- 効果的にドローンの映像を使うには?
の3つを中心に「結婚式にドローン撮影は有りなのか?無しなのか?の判断材料」を情報シェアします。
メリットもあれば、デメリットもあるので客観的な視点からジャッジしてほしいですね。
このページに書いてあること
結婚式にドローン?実は海外では増加中
結婚式にドローンで撮影したらどうなるんだろう…そんな好奇心旺盛な方がきっと検索して見たのかもしれません。
日本では、まだまだドローンの活用は遅れていて、結婚式になんて撮影でドローンを入れようという発想が起きないのが現状です。
しかし、海外に目を向けてみると、実は結婚式でドローン撮影をしているシーンが増加しているのです(特にインドは凄い!)。
後ほど海外の結婚式(ドローン撮影)をご紹介しますが、やはり盛り上げたくて、人生1回とも思われる結婚式の記念としてドローンでの空撮は目新しく斬新です。
日本ではまだまだ数少ないですが、ドローンで結婚式を撮ってみるとどうなるのか?次の項目でイメージ作りをしてみましょう。
海外の結婚式:Beautiful Drone Wedding Video(イギリス)
もっとも一般的な、最初っから最後までのいいところ撮りしたドローン撮影です。
結婚式を俯瞰した視点でキレイにまとめていますね。
海外の結婚式:BanKasa Wedding Drone Video(ベネゼエラ)
こちらはロケーションをメインにして、やはり鳥目線で伝えるドローン撮影です。
周りが海のような場所は、ドローンで撮影した映像もキレイですし、ドローンも飛行しやすくてダイナミックな映像も撮りやすいですね。
結婚式のドローン撮影のメリット
上記のyoutubeでイメージはつかめたでしょうか?
では、ドローンを操縦する側、また編集する側が感じるドローン撮影のメリットをまずはお伝えします。
メリット①:全体の雰囲気を伝えられる
手持ちのカメラの局所的な撮影とは違い、結婚式の全体像を写し取ることが可能です。
こんなロケーションで・・・こんな人数が集まって・・・こんなイベントをしていて・・・などなど、結婚式そのものを大きく捉えられますね。
特に、どのような式場だったのかというロケーションを映すのは絶大的な効果があります。
メリット②:今までにない迫力のある映像が作れる
空からの視点になるので、必然的に今までにない映像になります。
上記の2つ目のyoutubeのように、海から旋回して撮ったり、真上から撮ったり、視点は無限大に増えていきます。
メリット③:ちょっとしたイベントもつくれる
ドローンの空撮ならではなのですが、結婚式の映像の1つのイベントとして人文字をつくる場合が多いです。
2つ目の映像の3:25あたりでは、ハートマークをつくっていますね。
参加者もちょっとしたイベントに混ざることで楽しさも生み出すと思います。
結婚式のドローン撮影のデメリット
決してメリットだけではありません。きちんとデメリットも理解しないといけないですね。
デメリット①:顔が写りにくい
基本的にドローンは上から撮影するものです。
youtubeの映像のように上空から撮影するため、人物の顔を詳細に撮ることが不可能に近いです。
少し広い場所なら、人物目線までドローンを下降して撮影もできますが、結婚式となると不特定多数の方が来場するため、安全面を考えると難しいです。
ここは、やはり手持ちのカメラには劣ってしまいますね、ドローンは。
デメリット②:飛行中はややうるさい
ドローンの飛行中は、それなりの飛行音がします。
上空5m~10mなら来場者も気づくレベルの「ブーン、ブーン」という音が常に耳に入ってきます。
そんなの気にしない人はいるかもしれませんが、人によっては耳障りかもしれません。
デメリット③:人物には近寄れない
安全面を考えると、極端に人物にはドローンは近づけません。
それなりに離れた距離、例えば5m以上の距離をキープしないと「安全」とはいえないです。
例えば、新郎新婦が二人っきりでの撮影なら、ドローンはもっと近づけるのですが、やはり不特定多数になってしまうと危険度が増してきます。
相手(参加者)の予測の付かない行動、というのが操縦者にとって安全を確保できない要因のひとつですから。(例えば、急に子供が走って近寄ってくるなど)
結婚式のドローン飛行には申請許可および承諾が必要
「じゃあ、ドローンを飛行させてみようっかな」と思ってしまうのは早合点です。
結婚式でドローン撮影をする上で、重要なのが「申請許可」と「承諾」です。これをおこなっていないと、最悪の場合、航空法違反になってしまいます。
1つ目:国土交通省の「申請許可」
ドローンを飛行させる場合、航空法が適用されます。
人口集中地区や30m以内の飛行、夜間飛行、イベント飛行など、航空法によって禁止されています。
ただし、一定のスキルや能力を持っている場合に限って、国土交通省に申請をおこなえば、限定的ながら飛行許可が下ります。
結婚式の会場では、人口集中地区であったり、物件や人から30m以上を話せなかったりする場合がほとんどですので、まずは国土交通省の申請許可が必要です。
場合によってはイベント飛行に該当する可能性もあるため、知識や安全対策は必要不可欠です。
2つ目:結婚式会場の「承諾」
会場にも「承諾」を得なければなりません。
いきなりドローンが飛行していたら「おいおい!」となるのは当然ですからね。結婚式の会場側に「ドローンを飛行してもいいですか?」と承諾を得ましょう。
もちろん断られたら諦めるしかありません。
効果的にドローンを導入するには?
メリットとデメリットがわかってきましたが、では、どうすればドローンを効果的に映像として取り込めるのでしょうか?
映像の一部に差し込む映像としてドローンを利用する
結婚式映像の一部分としてドローンで撮影した映像を入れるということです。
- 結婚式会場の全体像を伝えるワンシーン
- 結婚式中の静粛な場面を俯瞰したワンシーン
- 集合写真のワンシーン などなど
すべてをドローンの映像で網羅させるのは、やはり非現実的です。
手持ちのカメラと合わせて、ドローンの映像を混ぜ込んでいく、そんなドローンの使い方が最も「記念に残る映像」になるかと思います。
結婚式に流すプロフィールPVなどでドローンを利用する
結婚式当日にドローンを利用するのは、多人数が参加するため近寄ったドローン撮影が困難です。
もっとダイナミックに見せるためには、プロフィールPVなどの事前制作する映像でドローンを利用します。これならドローンも撮影対象(新郎新婦)に近づいた撮影が可能ですからね。
二人の思い出の場所・・・、プロポーズした場所・・・、生まれ育った場所・・・などなど、ありきたりな写真の連続ではなく、ダイナミックに動くドローンの映像で、結婚式に参加した人が釘付けになる映像を見せられるはずです。
あとがき
ふたりの記念には、よりよい映像を残したいものですよね?
ドローンの可能性によって、もっと楽しく、もっと魅力的な映像ができるはずですね。