こんにちは、株式会社ドローンエンタープライズ 代表の早川(@hayakawa_drone)です。
つい先日、一緒に仕事をしたカメラマンから思いがけない質問を投げかけられました。
「このドローンに名前は付いているんですか?」
いやはや、隠しているわけではないのですが、実は所持しているドローンに密かに名前をつけているのです。
それをすでに知っているような質問で驚いたのと同時に、このカメラマンさんは優秀だろうなぁと勘ぐっちゃいました。
このページに書いてあること
それぞれのドローンの名付けは?
ドローンは小さいのから中くらいのまで、合計5台を所持しています。
別に隠しているわけではありませんが、一つひとつに名前をつけているんですよね。
例えばPhantom3 だと、カタカナの「ファントム・スリー」から由来して、「トム夫(とむお)」と「トム吉(とむきち)」(笑。
ミニマムなトイドローンのHoly Stone HS170は、蚊のような飛行音なので、「モスキート」から由来して「モス」。
そのような感じで、勝手気ままにドローンに名前を付けてしまっているのですね。
いやいや、決して痛い人とは思わないで下さい(笑。
ちゃんと意味があって名前をつけているのです。
名前をつけるメリットは3つ。メインは相棒感。
もしかしたら道具を利用したビジネスをしている人なら、通ずるところがあるかもしれませんね。
名前をつけている理由は3つです。
1. 相棒としての意識
例えば、料理人。
包丁は命の次に大切な道具とも言えます。ビジネスを行う上で、ともに過ごす時間は(もしかしたら)家族よりも長い時間かもしれません。
1つの道具だとしても、それはビジネスを支えるパートナーであり、いい仕事をする上での相棒でもあります。
2. 固有名詞としての意識
例えば、山。
東にある山、北にある山・・・と言ってしまうと、何がなんだか分かりません。
山というジャンルの中で、1つの個体を区別する=固有名詞を付ける。
そうすると、富士山だったり、槍ヶ岳だったり、筑波山だったり。1つのものが、よりイメージ化されて、身近になってきます。
3. 愛着という感情
前述の1・2に付随してくるのですが、名前をつけることで愛着が一気に湧いてきます。
それはそうですよね、ペットに名前をつけないで「犬、ご飯だよ!」というのと、「ハチ公、ご飯だよ!」というのでは愛着のレベルが雲泥の差です。
愛着はメンテナンスに繋がる
何をここまで語っているんだ、という雰囲気になりますが、気にせず続行します(笑。
名前をつけると、
- 相棒として大事にしたくなる
- 面倒を見たくなる
- 無茶なことをしなくなる
という心情が生まれてくるわけです。
ドローンというのは精密機器で、常日頃から不具合を見つけるかどうかで「墜落」のリスクを防げます。
もうここまで来ると気づくかもしれませんが、つまりはドローンに必要不可欠なメンテナンスに目が無くようになる効果があるのです。
飛行が終わってから自宅に帰って、
- 機体を乾拭きする
- モーター内部のゴミを吹き飛ばす
- プロペラの劣化を見つける
- ネジの緩み等を確認する
- カメラのレンズを拭き取る などなど
相棒やパートナーとして見てあげることで、細かいところまでメンテナンスに気を配れるようになるんですよね。
やはりメンテナンスの有無が、寿命を伸ばしますし、墜落リスクも軽減します。
人前で名前を披露するわけではなく、ただ心のなかで呼んでみたり、誰もいない自宅で呼んでみたり。
たったそれだけ意識は変わると思います。
ネーミングをしてみるのを、ちょっとだけ試してみてはいかがでしょうか?
あとがき
ちなみに、冒頭に登場したカメラマンさんの荷物を見てみたら、カメラもレンズも手入れが行き届いているのが、すぐに分かりました。
きっと同じように名前を付け入るのではないでしょうか…(笑