セスナ空撮・ヘリコプター空撮とドローンを、強み・弱みから比較。

セスナ空撮・ヘリコプター空撮とドローンを、強み・弱みから比較。

こんにちは、株式会社ドローンエンタープライズ 代表の早川(@hayakawa_drone)です。

もともと空撮といえば、セスナやヘリコプターがすぐに思いつきますね。

「こんな空からの視点、すごいなぁ」と映像や写真を見て感じることは多々あったかと思います。

近年、新たに登場したのがドローン。

そこで、セスナやヘリコプターと何が異なるのかをご紹介します。

セスナやヘリコプターの空撮料金は?

一般的なセスナやヘリコプターで空撮する場合には、いくらくらい費用がかかるでしょうか?

ライターの糸井重里さんのWEBサイトに、ふんわりと記載があったので引用させて頂きます。

航空機チャーター代は、
だいたいは1分あたりや10分あたりの時間制で、
セスナの1時間チャーター料金だと8万円前後、
小型ヘリでは1時間35万円前後といったところ。
もちろん、目的地に着くまでの時間も料金に入ります。

ほぼ日刊イトイ新聞 – 東京スカイツリー うんちく50より引用

費用面で言うと、一般的にはセスナは1時間8万円前後とのことです。

ポイントなのが目的地の付くまでの時間も含まれること。調布飛行場からスカイツリーまで片道10分とのことなので、往復20分は移動時間になるようです。

さらに遠方になった場合には、撮影できる時間が減ったり、時間制なので料金が加算したりします。

撮影に関しては自分自身でおこなうのが一般的とのこと。そのため自信がない方は別途カメラマンが必要です。そうすると、20万円前後になりそうです。(昔は、100万円を超えていたと考えるとセスナも安くなってきています)

小型ヘリの場合は、35万円とさらに高額。金額で言うとセスナのほうが有利とも言えます。

(ドローンの空撮料金に関しては、恐れながら当サイトをご参考いただければ・・・)

セスナやヘリコプターの強みと弱み

空撮で活躍するセスナやヘリコプターですが、強みもあれば弱みもあります。

もちろんドローンにも強みも弱みもありますね。

セスナの強み/弱み

強みは、なんといっても高度です。300m以上の高高度からの撮影が可能なのは、他にはないですね。

例えば、東京ドームやスカイツリーなど巨大なものを撮影するには最適です。

弱みは、常に飛行移動しているので1点に留まった撮影ができないこと。また離発着が飛行場のため、撮影にも限りが生まれます。

ヘリコプターの強み/弱み

ヘリコプターの強みは、1点に留まった撮影です。その場にとどまれるので、夜間撮影などは最適です。また低高度でも飛行できるので、セスナよりも近い位置での撮影ができますね。

弱みは費用面です。セスナよりも数倍と高額になります。

万能タイプ!? ドローンは強みと弱み。

そしてセスナやヘリコプターと、果たしてドローンはどのような強みと弱みがあるでしょうか?

ドローンの強み/弱み

ドローンの強みは、接近した撮影と低料金の2つです。物体や人に数メートルまで近づけるダイナミックな撮影はドローンならではです。また料金もセスナやヘリコプターに比べると、圧倒的に安価ですね。一点に留まった安定した飛行も、ヘリコプターには負けませんね。

弱みは1つ、高度が取れないこと。最高高度は150mまでなので、巨大なもの(例:スカイツリー)を撮影するには枠内に収まりきれない可能性があります。

セスナやヘリコプターのちょうど良い所を網羅した万能タイプなのがドローンとも言えそうです。ただし、何度も言いますが、高度だけはセスナ・ヘリコプターには負けちゃいます。

空撮の用途に応じて選択するとスマート

一概に「◯◯がいい!」というわけではありません。

表グラフでまとめると・・・

セスナ ヘリコプター ドローン
高度
安定性
接近度 ×
料金
手軽さ

それぞれ強み・弱みは存在します。その強みを活かせる場面での空撮を選択するのがスマートですね。(ドローンを贔屓目しちゃいますが)

限られた予算や必要な映像シーンを考慮して、ぜひセスナもヘルコプターも、そしてドローンも検討してください。

あとがき

ここではセスナ・ヘリコプターを対象にしましたが、空撮はこの他にもパラグライダー、バルーンなどもあります。

いやはや、空撮といえど激戦ですね。今後、ドローンがどのように割って入るか、気になるところです。

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