こんにちは、株式会社ドローンエンタープライズ 代表の早川(@hayakawa_drone)です。
冬になると、陽の時間が極端に短いですね。
冬至の頃には、もう16時半ごろには暗くなってしまいます。
さてドローンが許可なしに飛行できる時間帯があります。それは「日中」というもの。
この日中とはいつまでなのでしょうか?それを調べるすべは?今回はドローンと日没にかかわる記事です。
このページに書いてあること
ドローンが飛行できるのは日没まで
200g以上の航空法の規制対象となるドローンの場合、許可なしに飛行できる時間帯は日中です。
では、日中とはいつからいつになるかというと「日出から日没までの間」です。
つまり太陽が出ている間が、日中というわけですね。(なんだか小学生に戻ったような気持ちになりますね)
多くの撮影の場合、気になるのが「日没」です。
季節によって日没時間は異なりますし、よーく考えると東西の場所によっても日没時間は異なります。
国土交通省が定めている日没を引っ張り出してみると・・・
国立天文台が発表する日の出の時刻から日の入りの時刻までの間になります。このた
め、「日出」及び「日没」については、地域に応じて異なる時刻となります。
ということで、国立天文台が発表した時刻が、飛行可能なデッドタイムになります。
日没の調べ方
調べ方は2つです。どちらで調べるか、場所や条件などを考慮して選択しましょう。
国立天文台の「今日のこよみ」から調べる
国立天文台のWEBサイトのなかに「今日のこよみ」というページがあります。
- 場所の指定
- 日時の指定
の2つが指定できるので、ちょっと先の撮影日の日没時間を教えてくれます。
しかも日南中時も教えてくれるので、どの時間が一番陽が高いかも分かる優れもの。このページを見れば、撮影計画も立てやすいですね。
グーグルで「日没」と検索する
もっとも簡単な方法は、グーグル検索です。
グーグルで「日没」と検索してみてください。スマートフォンなどで場所の通知をしていれば、
- 当日の検索した地域の日没時間
を親切に教えてくれます。(さすが、グーグル先生です)
マジックアワーは狙える?
マジックアワーはご存知ですか?三谷幸喜の映画のタイトルにもなった、撮影の現場で使用される言葉です。
簡単に言うと「幻想的な撮影ができる数分間」です。
マジックアワー (magic hour) 、マジックタイムは、日没後に数十分程体験できる薄明の時間帯を指す撮影用語で、光源となる太陽が姿を消しているため限りなく影の無い状態が作り出される状態となり、色相がソフトで暖かく、金色に輝いて見える状態である。 ゴールデンアワー (golden hour) とも呼ばれる。
撮影者にとって、この時間はまさに奇跡を感じる時間なのです。
マジックアワーと画像検索をかければ、どんな写真や映像が見られるのか、その際立ったキレイさを感じ取れるはずです。
本当ならドローンで撮影を狙いたいマジックアワー。
しかし、このマジックアワーは日没後に現れるのです。ということは、ドローンの飛行上では夜間飛行にあたります。
日没時間のギリギリまで粘って、なんとか撮影したいところですが…。
実際の撮影現場だと・・・
PVなどの撮影の場合、このマジックアワーを撮りたい監督さんもいらっしゃいます。
天候にもよりますが、もしマジックアワーが現れるのなら「ぜひ撮っておきたい」と。「ええぇー、それなら事前に言って欲しかった!」と言いたいときもありました。(夜間飛行の許可書を手に持って、できる限りの撮影は対応することもあります)
やっぱり、撮影者なら撮りたい衝動にかられるのは私も同じですからね。
あとがき
ちょっと話が脱線してしまいましたが、ドローン飛行は日没までです。
季節や場所によって異なるので要チェックして、法律の範囲内の限度を知っておくのがベターです。