こんにちは、株式会社ドローンエンタープライズ 代表の早川(@hayakawa_drone)です。
1万円前後で販売されているドローンでも充分に室内で遊べますよね。
ただ飛行時間が10分~15分程度と短いため、「早く充電して、もっと遊びたい」と思ってしまうことも…。
その時に気をつけたいのが、USBの急速充電器を利用しないことです。早く満タンになりますが、電池が膨らんだ上に、寿命も短くなってしまいます。
ドローンの電池はリチウムポリマー電池
4つのプロペラを同時に動かし、制御するほどの電力を乱すのがリチウムポリマー電池です。
特徴として、
- 高容量
- 高電圧
- 軽量
と飛行するドローンには持って来いのバッテリーです。
そんなメリットの有るリチウムポリマー電池ですが、当然デメリットも存在します。高価であること、燃えやすいということ。
過充電によって爆発したり、飛行機内に持ち込んだ電池が引火する事件も起きました。
つまり扱いが難しいということです。
バッテリーの損傷が激しくなる急速充電
一般家庭での利用方法なら全く問題ないはずなのですが、急速充電を利用すると「電池の膨張」「電池の短寿命」が起きやすくなります。
最近はUSB充電できるものが増えてきましたね。
スマートフォンの大容量化によって、急速充電器(2A)も一般的になってきました。「スマートフォンも早く充電できるようになって嬉しい」と思うかもしれませんが、その充電器でドローンのリチウムポリマー電池を充電…ということも充分考えられますね。
しかし、急速充電器を利用したリチウムポリマー電池の充電は、傷んでしまいます。
早く充電できるのを引き換えに、
- バッテリーが膨らみやすい
- 容量が減少する(バッテリーの持ちが悪くなる)
- 寿命が短くなる
というデメリットが出てしまいます。特に初期症状として出やすいのは「バッテリーの膨らみ」。
ドローンは重量を軽くするために、小さな機体の中にギリギリ収まるように設計されています。ひとたびバッテリーが膨らめば、充電池が収まらないことも。(きっとここで「バッテリーが膨らんだ」と気づきますね)
長く楽しむためには、急速充電器を利用しない
バッテリーを長持ちさせて、長く遊ぶためには急速充電を利用しないことです。
USB充電器に出力数が記載されていると思うのですが、「1A」以下を基準にすると劣化も軽減されるはずです。
ちなみに急速充電器は「2A」が一般的にです。通常の倍のチカラで充電するので、当然バッテリーに負荷がかかりますよね。
また過充電にも弱いため充電が完了したら、なるべく早く充電器から切り離すのがベスト。2・3日も繋ぎっぱなしは避けましょう。
あとがき
電池を傷めないように、急速充電は控えるのをオススメします。
もう一度早く飛ばしたい気持ちは重々わかりますが、その代償が大きいです。長く楽しむためにも、1A以下の充電を心がけたいですね。