ドローンの事件・逮捕・違反のまとめ。

ドローンの事件・逮捕・違反のまとめ。

こんにちは、株式会社ドローンエンタープライズ 代表の早川(@hayakawa_drone)です。

ドローンは簡単に飛ばせられる無人航空機。

自由に飛べて空撮もできるスグレモノですが、人物・物体への接触や墜落などの大きなリスクが潜んでいます。

2015年12月に航空法が改正されて、飛行に制限がかかりました。

「それは知らなかった、飛ばしてしまった」と言っても世間や行政は許してくれません

少しマイナスな情報になってしまいますが、ドローンに関わる事件や違反などの情報をまとめちゃいます。注意喚起の一貫として!

これは人ごとではありません、あなたもニュースになりたくなりですよね。

このページに書いてあること

2017年にニュースになったドローンの事件

【2017.03@茨城】 目視外飛行をおこない、書類送検へ。

2016年12月、買ったばかりの航空法対象ドローン(Phantom)で目視外飛行をおこない、墜落。警察に調べられた結果、29歳男性が操縦していたことが判明して書類送検へ。

⇒参考:目視外飛行による航空法違反の疑いで書類送検(ドローン初実例)

【2017.03@神奈川】 違反飛行の動画が見つかり、出頭しなかったため逮捕。

2016年8月に人口集中地区で無許可飛行をおこない、動画を録画。その後、別の場所でドローンをロスト。それを拾った方が警察に届けて、無許可飛行が発覚。警察への出頭に応じなかったため、日本初めての「逮捕」へ。

⇒参考:またまた悪い話。ドローン飛行で初逮捕。記録されていた映像データが証拠に。

【2017.02@神奈川】 ドローンが墜落し、30歳代男性が顔に大怪我。

2017年2月、神奈川県藤沢市で工事現場の撮影中に、ドローンが墜落。ヘルメットをかぶった工事作業員に直撃し、顔に数針縫う大怪我に。

⇒参考:日本でもドローン墜落による人為的被害に…。原因は電波障害による操縦不能!?

【2017.02@奈良】 150mを超える高高度で飛行させ書類送検へ。

2016年5月に三重県の山麓で、無許可で150mを超える飛行をおこなう飛行。最終的に440mの高度を上げた動画をyoutubeにアップ。閲覧者が通報、奈良県警が操縦者を特定し書類送検。

⇒参考:Youtubeの動画からドローン違反飛行が発覚、通報後に書類送検された件。

【追記2017.07.01】この事件の結果がでました。なぜか不起訴。

航空法違反容疑で奈良県警に書類送検された男性(45)について、吉野区検は不起訴(起訴猶予)処分とした。処分は29日付。

奈良地検は処分理由について「法の趣旨を踏まえ、犯行態様などを考慮した」としている。

産経WEST「大台ケ原でドローン、飛行させた男性を不起訴、吉野区検」より

法の趣旨というのが気になります。

どことなく意図的な解釈をしているということでしょうか…。謎です。

【2017.02@長野】 花火大会で夜間飛行の許可なく飛行させ検挙へ。

2016年9月竈神社例大祭で行われた花火大会で男性(42歳)がドローンを飛行。最高高度290mかつ夜間飛行の許可なく飛行させた疑い。容疑を認めており検挙。

2016年にニュースになったドローンの事件

【2016.12@北海道】 花火大会で許可なく飛行させて男性が書類送検へ。

8月11日20:00頃、留萌の花火大会で男性(52歳)が無許可でドローンを飛行させた疑い。上空から花火を撮影したかった」と容疑を認めているとのこと。

【2016.11@福島】 白河市、空き地で夜間飛行をした男性が書類送検へ。

5月24日20:00頃に夜間飛行を実施。未承認での飛行で、近所の男性がドローンを目撃し、交番に通報。航空法違反で51歳男性を書類送検。

【2016.08@埼玉】 深谷市で人口集中地区&夜間飛行で中国人国籍の男性が書類送検へ。

深谷駅周辺でドローンが飛行していると通報があり、中国人国籍の学生が書類送検へ。「夜景を空撮したかった」とのことで、人口集中地区内での飛行および夜間飛行をさせた疑い。

【2016.07@東京】 花火大会でドローンを飛行させて、書類送検へ。

足立区内の花火会場近くの上空を無許可でドローンを飛ばし、巡回中の警察官が発見。30代男性が書類送検へ。

【2016.06@福岡】 34歳がドローンを高速道路に落下させ、書類送検へ。

5月1日午後6時、福岡高速1号線付近でドローン(Phantom4)が制御不能になり、高速道路に落下。車と接触したが、けが人はなかった模様。

航空法違反で書類送検へ。

【2016.04@岐阜】 20歳専門学生が大垣城にて未承認飛行、書類送検へ。

祭りなどの会場で国の承認を受けずにドローンを飛ばしたとして書類送検。祭りや縁日などの大勢の人が集まる場所では国土交通省の承認が必要で、「サクラが撮りたかった」とのことで飛行。会場にある城に衝突して墜落。20歳の専門学生が書類送検へ。

【2016.02@品川】 23区内で初、カメラマンが書類送検へ。

期限有りの飛行許可を取得して、住宅街にあるマンションの工事現場を撮影していたが、期限切れの後も撮影していたため、渋谷区に住むカメラマン(54歳・男性)が書類送検。

【2016.03@京都】 中国人学生が無許可で飛行。書類送検へ。

3月30日に「桜を撮るつもりだった」と京都市の私立大1年の中国人男性(21)。

皇宮護衛官がドローンの飛ぶ様子に気付き、上京署に通報、駆けつけた警察官によってドローン飛行が確認されました。

花見の客も多かったとのこと。4月28日までに航空法違反の疑いで書類送検。

【2016.02@愛知】 人口密集地域の JR豊橋駅付近で無許可+夜間飛行。

航空法が改正されて2件目の書類送検。

日本に住むブラジル国籍の会社員(36歳・男性)が住宅密集地として定められた豊橋市花田町のJR豊橋駅付近で、許可を受けないまま、日没後にドローンを飛行。

人口密集地+夜間でダブルでアウト。解雇人国籍とはいえ、日本に住んでいるのだから「知らなかった」では通りませんね。

【2016.01@兵庫】 加古川市の住宅街で夜間飛行で書類送検。

航空法違反などの疑いで書類送検されるのは、加古川市に住む40代の男性会社員。

2016年1月、午後11時ごろにドローン1機を飛行。ドローンが民家の駐車場に落下して、事件が発覚したとのこと。

兵庫県警は書類送検する方針。

【2016.01@京都】 京都市中央区の人口密集地域にて夜間飛行。

1月2日、人口密集地域にて国土交通省の許可なしに、しかも夜間飛行を実施。

近所の住人から「ドローンが飛んでいる」と通報があり、警察が駆けつけてフライトを確認。

「夜景を撮りたかった」とのことですが、2月24日に書類送検となりました。

2015年にニュースになったドローンの事件

【2015.12@香川】 人家密集地域でドローン落下、書類送検。

航空法が改正された初日に、高松市観光町の人家密集地域に墜落した事件(50歳・男性)です。

県立高松商業高校から卒業アルバム制作を依頼されて、学校の全景を撮影するためにドローンを飛行。国土交通省の許可なしに飛行させたのですが「見失った」あとに500m先の民家の壁に墜落。

「法施行は知っていたが、申請方法が分からなかった。過去にも10回以上飛ばして撮影したことがあったので、甘い気持ちもあった」とのこと。

【2015.10@広島】 新幹線の線路脇にドローン落下して書類送検

JR山陽新幹線新尾道駅近くの線路脇にドローンを落とした事件(26歳・男性)です。

「ドローンを買ったばかりで、操作方法が分からなかった」とのことでしたが、操作不能になり新幹線の線路に落下、届けをせずに放置というのが良くないですね。

新幹線側の線路保守点検時に発見されて名乗りでたとのことですが、軽犯罪法違反の疑いで書類送検されています。

新幹線と接触して大事故にならなくて不幸中の幸いです。

【2015.09@兵庫】 姫路城の大天守に衝突させて書類送検

姫路城周辺からドローンを飛ばして大天守に衝突させた事件(50歳・男性)です。

文化財保護法違反容疑で書類送検されました。最終的には、不起訴(起訴猶予)処分となっていますが、世界文化遺産の姫路城に傷を入れているのは忘れてはいけませんね。

【2015.04@東京】 首相官邸の屋上にセシウム反応あるドローン落下

ドローンが一躍悪名の名を馳せた事件です。

福島の土を載せたドローンが首相官邸の屋上に落下。その1ヶ月後に発見されて、一大ニュースになりました。

「原発再稼働を止めるための意見表明」とのことですが、威力業務妨害などの罪に問われています。

検察側は懲役3年を求めており、2016年2月16日に判決が出る予定…。

追記:懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役3年)が言い渡されました

あとがき

決して笑い事ではないですよね。事件のほとんどがDJI社製のPhantomというのが悲しいところです。

Profile

#